文献
J-GLOBAL ID:200902274708189302   整理番号:08A1197668

エルニーニョもどき及びその遠隔相関の可能性

El Nino Modoki and its possible teleconnection
著者 (5件):
資料名:
巻: 112  号: C11  ページ: C11007  発行年: 2007年11月16日 
JST資料番号: C0294A  ISSN: 0148-0227  CODEN: JJGRDA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
主として1979年から2005年の観測データセットにより,通常のエルニーニョ現象とは異なる異常な昇温現象が太平洋赤道帯の中央で生じていたことを見出した。太平洋赤道帯中央におけるこの独特な昇温域は蹄鉄形をしており,赤道に沿って両側に低温の海水面温度異常(SSTA,sea surface temperature anomaly)域が並んでいる。月別の熱帯太平洋SSTAの経験的直交関数(EOF,empirical orthogonal function)による解析によれば,これらの現象は変動の12%を説明する第2モードによって表されることがわかる。そのような現象の大部分はエルニーニョの発現部分ではないので,現象はエルニーニョもどき(擬エルニーニョ)と名付けられている(「もどき」とは古くからある日本語で,「似ているが違うもの」という意味である)。エルニーニョもどきは海洋大気相互過程を伴っており,それには独特な3極構造の海面圧力パターンがあり,エルニーニョにおける南方振動と似ている。したがって,全体の存在はエルニーニョ南方振動(ENSO)もどきと名付けられている。ENSOもどき現象は,地球の多くの場所で温度や降雨に有意な影響を及ぼしている。季節によっては,日本を含む極東,ニュージーランド,アメリカ西海岸などのような地域に対する影響は,通常のエルニーニョによるものとは逆である。1979年~2004年期と1958年~1978年期における様々な海洋・気象変数の2時期の差分マップをみると,地域海面温度勾配の弱化に関連した赤道東風の近年の弱まりは,温度躍層のさらなる平坦化につながったことが示唆される。これは,ENSOもどき現象の最近10年間におけるより頻繁で持続的な発生が原因であると思われる。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
大気大循環,熱帯気象  ,  海洋の構造・力学・循環 
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る