文献

J-GLOBAL ID：200902275034766690   整理番号：09A0835904

トリプレット反復RNA上に隔離された蛋白質の押しのけによるRNA優占の反転

Reversal of RNA Dominance by Displacement of Protein Sequestered on Triplet Repeat RNA

著者 (7件)： WHEELER Thurman M. (Univ. Rochester, NY, USA) ,  SOBCZAK Krzysztof (Univ. Rochester, NY, USA) ,  LUECK John D. (Univ. Rochester, NY, USA) ,  OSBORNE Robert J. (Univ. Rochester, NY, USA) ,  LIN Xiaoyan (Univ. Rochester, NY, USA) ,  DIRKSEN Robert T. (Univ. Rochester, NY, USA) ,  THORNTON Charles A. (Univ. Rochester, NY, USA)
資料名： Science  (Science)
巻： 325  号： 5938  ページ： 336-339  発行年： 2009年07月17日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 伸長CUG反復(CUG^exp)の発現によって引き起こされる筋緊張症の治療を目指して,モルホリノアンチセンスオリゴヌクレオチドCAG25による毒性RNAの中和を,トランスジェニックマウスモデルで調べた。CAG25はCUG^expに結合し,CUG^exp結合蛋白質muscleblind-like1(MBNL1)との相互作用を阻止した。CAG25はCUG^expRNAの核巣に散在し,この毒性RNAの傷害を抑えた。これらの結果は,CAG25が有害なRNA-蛋白質相互作用を阻害することを示し,筋緊張症の治療に有用であると考えられた。

シソーラス用語： トランスジェニックマウス ,  *アンチセンスヌクレオチド ,  マイクロサテライト ,  染色体 ,  RNA【核酸】 ,  RNA結合タンパク質 ,  分子間相互作用 ,  塩基対 ,  *反復配列 ,  *筋緊張症 ,  濃度依存性 ,  選択的スプライシング ,  遺伝子発現 ,  塩素チャネル ,  *ヌクレオチド配列 ,  *CAGリピート ,  トリヌクレオチド反復 ,  モルフォリノオリゴヌクレオチド ,  分子遺伝現象 ,  イオン輸送 ,  輸送 ,  生体輸送 ,  膜貫通タンパク質 ,  生体内イオン輸送
準シソーラス用語： ClC1 ,  MBNL1

分類 (2件)： 遺伝子操作  (EC02050B) ,  先天性疾患・奇形一般  (GD03010V)

タイトルに関連する用語 (6件)： トリプレット ,  反復 ,  RNA ,  隔離 ,  蛋白質 ,  反転