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J-GLOBAL ID：200902275213294050   整理番号：09A0277828

水溶液中での電解質が誘起するpH応答ミクロゲル脱膨潤挙動の初めての走査型透過X線顕微鏡直接画像

First Direct Imaging of Electrolyte-Induced Deswelling Behavior of pH-Responsive Microgels in Aqueous Media Using Scanning Transmission X-ray Microscopy

著者 (5件)： FUJII Syuji (Osaka Inst. Technol., Osaka, JPN) ,  DUPIN Damien (Univ. Sheffield, South Yorkshire, GBR) ,  ARAKI Tohru (North Carolina State Univ., North Carolina) ,  ARMES Steven P. (Univ. Sheffield, South Yorkshire, GBR) ,  ADE Harald (North Carolina State Univ., North Carolina)
資料名： Langmuir  (Langmuir)
巻： 25  号： 5  ページ： 2588-2592  発行年： 2009年03月03日 
JST資料番号： A0231B  ISSN： 0743-7463  CODEN： LANGD5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： モノメトキシキャップポリエチレングリコールメタアクリル酸存在下水溶液中での2-ビニルピリジン(2VP)とジビニルベンゼンのエマルション重合により,僅かに架橋した安定なポリ2-ビニルピリジン(P2VP)ラテックスを合成した。P2VPはpH4.1以下でピリジンのプロトン化によるラテックス→ミクロゲル相転移を起こすが,塩(NaCl)添加により電解質遮蔽効果によるミクロゲルの収縮が起こる。この挙動をSEM,動的光散乱,走査透過X線顕微鏡(STXM)及びNEXAFSにより調べ,低pHではピリジンのNは完全にプロトン化されているにも拘らず,塩誘導収縮過程には5~10分の遅延があることをSTXM観察の結果から明らかにし,それがミクロゲル内への対イオン拡散に起因すると推定した。

シソーラス用語： *膨潤 ,  *pH依存性 ,  *ミクロゲル ,  *水溶液 ,  *走査 ,  *透過 ,  ビニル化合物 ,  芳香族炭化水素 ,  乳化重合 ,  *P2VP ,  ラテックス ,  相転移 ,  X線顕微鏡 ,  プロトン化 ,  対イオン効果 ,  イオン拡散
準シソーラス用語： ジビニルベンゼン

分類 (2件)： コロイド化学一般  (CB11010C) ,  顕微鏡法  (BK01040E)

物質索引 (1件)： 2-ビニルピリジン

タイトルに関連する用語 (9件)： 水溶液 ,  電解質 ,  誘起 ,  pH ,  応答 ,  ミクロゲル ,  膨潤 ,  挙動 ,  走査型透過X線顕微鏡