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J-GLOBAL ID：200902275299815693   整理番号：09A0114661

細胞膜モデルとしてのリポソームを利用する内分泌撹乱化学物質の新検出法

Novel Detection Method of Endocrine Disrupting Chemicals Utilizing Liposomes as Cell Membrane Model

著者 (3件)： NAKANE Yuko (Soka Univ.) ,  ITO Masato M. (Soka Univ.) ,  KUBO Izumi (Soka Univ.)
資料名： Analytical Letters  (Analytical Letters)
巻： 41  号： 16/18  ページ： 2923-2932  発行年： 2008年11月01日 
JST資料番号： B0926A  ISSN： 0003-2719  CODEN： ANALBP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 1,2-ジオレオイル-オキシ-3-トリメチルアンモニオプロパン(DOTAP)15mgと1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスホコリン(DOPC)15mgをクロロホルム-メタノール(9:1)1.5mLに溶解し,その後完全脱溶媒する。0.1Mカルボキシフルオレセイン(CF)溶液を加えて,37°Cで1夜保つ。10Min超音波を照射した後,ポリカーボネートヌクレオポア膜(孔径0.2μm)で何回もろ過する。得られたリポソームのサイズは0.2μm以下である。得られたCF内包リポソーム懸濁液を,マイクロプレート中で1ppb~5ppmのノニルフェノール,ベンゾフェノン,ビスフェノールA及びフタル酸ベンジルブチルの4種の内分泌撹乱化学物質(EDC)又はフタル酸ジメチル及びトリトン-Xの2種非EDCとともに180min振とうし,蛍光(λex=490nm,λem=515nm)の変化を観測した。EDCに曝露すると,CFの漏出が見られ,5ppmのEDCでは蛍光強度の増加が顕著であった。リポソームとEDCの相互作用にEDCの分極率の効果が考察された。EDCのエストロゲン活性との関連も報告した。

シソーラス用語： *リポソーム ,  *内分泌撹乱物質 ,  細胞膜 ,  ポリカーボネート ,  分極率 ,  生物活性 ,  膜模型 ,  *蛍光分析 ,  蛍光スペクトル ,  高分子膜 ,  脂肪族カルボン酸 ,  ジグリセリド ,  オレフィン化合物 ,  不飽和カルボン酸 ,  無機酸エステル ,  第四アンモニウム ,  アミノアルコール ,  芳香族カルボン酸 ,  ラクトン ,  スピロ化合物 ,  フェノール類 ,  芳香族縮合化合物 ,  芳香族ケトン ,  エストロゲン活性 ,  *薄膜 ,  *二分子層 ,  *脂質膜 ,  *層 ,  *多分子層 ,  *多層 ,  *脂質二分子膜 ,  *化学物質 ,  細胞内膜系

分類 (1件)： 有機化合物の物理分析  (CC03034A)

物質索引 (7件)： 1,2-ジオレオイル-sn-グリセロ-3-ホスホコリン ,  DOTAP ,  p-ノニルフェノール ,  カルボキシフルオレセイン ,  ビスフェノールA ,  ベンゾフェノン ,  フタル酸ベンジルブチル

タイトルに関連する用語 (5件)： 細胞膜 ,  モデル ,  リポソーム ,  内分泌撹乱化学物質 ,  検出法