抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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5種の四季成り性イチゴ品種(Rabunda,Appelever,Natsuakari,Deco-Rouge,Morioka No.26)を,昼間(6:00~18:00)と夜間(18:00~6:00),温度30/25°Cで栽培した。植物は13,14,15,16時間の日長で,16週間(Natsuakari,Morioka No.26)と24週間(Deco-Rouge)の間,栽培された。これらの日長に加えて,RabundaとAppeleverでは,さらに11時間と12時間の日長が割り当てられ,Rabundaは20週間,Appleverは24週間の間,栽培された。このような高温条件下では,Appeleverは定量的に長日植物であったのに対し,Natsuakari,Deco-Rouge,Morioka No.26は定性的に長日植物であった。Rubundaの花序生成はすべての日長で遅かった。日長処理後,植物は顕微鏡下で解剖され,花芽の存在が観察された。Rubunndaでは16時間以下,Natsuakariでは14時間以下,Deca-RougeとMorioka No.26では13時間以下の日長では,花芽形成が観察されなかった。さらに,Morioka No.26では,10種の植物のうち7種が,14時間の日長で花芽形成を開始しなかった。しかし,他の品種は花芽形成を開始した。Morioka No.26の花芽開始に必要な日長は13~15時間と考えられた。Appeleverの花芽開始は阻害されず,その日長は11時間よりも短かった。高温で栽培される四季成り性イチゴの花芽開始に必要な日長は,品種によって異なることを確認した。(翻訳著者抄録)