抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,農林水産物の地域ブランド確立への動きが顕著だが,地域ブランド化は,地域的な生産者の伝統保護や生産振興において有効な戦略であるといえるが,ブランド確立や再整理の際に「地域」をどのレベルに設定するか,その品質をいかに規定するかが問題になる。ここでは,地域プランドの種別的品質が何に見出されているかを明らかにし,地域ブランドの新旧産地の関係について検討することを課題とし,これらの課題へのアプローチとして,1)地域ブランドの定義を確認したうえで,分析のための枠組みとしてコンバンシオン理論の整理,解釈,2)地域ブランドの事例として賀茂なすをとりあげ,品質規定の背景や内容の解明,3)コンバンシオン理論に基づき,新旧産地それぞれにおいて賀茂なすの品質規定が依拠する正当化の論理を分析し,賀茂なすの新旧産地の関係についての検討,を行った。