抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アルテミシニンとその誘導剤は抗マラリア性の処置に不可欠である。アルテミシニンは血液中において,寄生体の無性段階のほぼ全てを殺し,更に感染症のP熱(ガメトサイト)の有性段階に影響を及ぼすが,肝臓(ヒプノゾイト)におけるP.vivaxやP.ovaleの潜伏期に影響を及ぼさない。アルテミシニン併合療法(ACTR)は現在,熱帯熱マラリアの第1選択治療薬として用いられているが,ACTの入手はマラリア蔓延国にとってはまだ限定されたものとなっている。アルテミシニンの作用機序は,依然不透明である。これらの植物由来の過酸化物は,若いマラリア原虫を殺し,より病理学的自然段階までそれらの発現を予防する。世界で出されている助成金は,これらの薬をより入手可能で利用できるようにする。ACTは現在のマラリア除去イニシアティブにとって重要である。しかしアルテミシニンに対する耐性はカンボジアで現れている可能性があるという懸念がある