抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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自動性能チューニングとはマシン環境の特性パラメタと問題を記述するプログラムによって規定される問題パラメタが与えられたとき,性能に影響を及ぼす調整パラメタを自動的に最適化することである。本論文では,最適化写像の枠組みで自動チューニング機構を実装するために,1)調整パラメタ値選択型,2)知識ベース型といった最適化写像手法を概説した。また,数値ライブラリを対象とする自動チューニングを,i)調整パラメタ値決定機構,ii)最適アルゴリズム選択機構によって実現する方法を示した。特に,ii)ではアルゴリズム階層を利用する方法について述べ,実際に固有値ソルバと連立1次方程式ソルバを構成する要素ソルバを考察した。また,自動チューニング記述専用言語ABCLibScriptとその言語処理系を用い,自動チューニング機能付きのソースプログラムを開発する手順を説明した。さらに,ベンチマークを用いた実験を行ってアルゴリズム選択及びループ展開の効果,及びキャッシュスラッシングがもたらす性能不安定性の回避効果を示した。