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J-GLOBAL ID:200902275835322689   整理番号:09A0006682

有機ラジカル磁石,BBDTA・InBr4における二量化過程の構造研究

Structural Study of a Dimerization Process in an Organic Radical Magnet, BBDTA InBr4
著者 (3件):
資料名:
巻: 47  号: 49  ページ: 9480-9483  発行年: 2008年 
JST資料番号: H0127B  ISSN: 1433-7851  CODEN: ACIEAY  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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有機ラジカル磁石,BBDTA・InBr4(1a,BBDTA=ベンゾ[1,2-d:4,5-d′]ビス(1,3,2-ジチアゾール))の磁気的性質と詳細な結晶構造について調べた。1aの常磁性磁化率の温度変化を10~400Kで測定した。1aは250K以上の高温では分子間反強磁性相互作用を含む常磁性体であったが,250Kより低温になると磁化率はゆっくりと減少し,100Kではほぼゼロになり,典型的なスピン-Peierls(SP)相転移と二量体生成を示唆した。1aのX線結晶構造解析を115Kと270Kで行った。1aの結晶構造は平面有機ラジカル分子に対して一般的に見られる積層構造ではなく一次元配位重合体構造,すなわちBBDTA+のSSN環のN原子がInBr4-のIn原子と直線的に結合した鎖状構造,-In1-(NA...NB)1-In2-(NA′...NB′)2-(NAとNB,NA′とNB′は各々cis位置を占める隣接するBBDTA分子1a及び2aの2個のN原子),で表わせた。SP転移温度(約250K)以下ではIn1-NA距離が顕著に短くなり,それに伴ってNB-In2距離が長くなることが分かった。この変化でBBDTAラジカル分子1aと2aの距離(NAとNA′の距離)が接近し,二量体を形成することが分かった。この構造変化に伴ってスピン分布と電荷分布の不均化が起こることを示した。
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
非遷移金属元素の錯体  ,  その他の2ヘテロ原子以上の五員複素環化合物  ,  有機化合物の磁性  ,  非遷移金属元素の錯体の結晶構造 

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