抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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九州育種基本区における40年以上のスギのクローン種検定林調査をもとに,(1)九州地域のスギクローンは植栽地域の違いで能力が変動するかを胸高直径と樹高について検定林,クローン,ブロックおよび交互作用を要因とした分散分析で解析し,(2)収穫時期に入るスギクローンの30年時の能力を5~10年の調査結果で判別可能かを解析した。この結果,植栽地の環境で成長量は変動するものの,良い成長を示すスギはどの地域でも良い成長を示す傾向がみられた。またスギ材の最終的な収穫の予想は5または10年時の樹高でおおむね予想できる結果となった。