抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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軽量発泡コンクリート(ALC)は建築物外壁などに大量に利用されており,今後大量の廃材発生が見込まれる。軽量,多孔質など植栽基盤として有利な特性があるが,アルカリ性が強いという問題点もある。ペレニアルライグラスの植栽試験においては黒土での生育に比べてALC混合量が増えると成長が悪化する傾向が見られ,pH調整等の改善が必要と考えられた。しかしセダム類の植栽試験においては,挿し穂の時期が春季の場合は黒土の方が生育が良いが,夏季の場合はALCの方が良いという結果になった。炎天下において黒土や砂より温度が低いことなどの影響が考えられる。さらに,表面が固まって強風による飛散から守られるという利点が見出され,屋上におけるセダムの植栽基盤として有望な資材であることが示唆された。(著者抄録)