抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Bernoulli-Eulerビーム理論を用いて110mKにおいて量子化変位を示す10.7μmの巨視的アンテナ構造共振器の振動を解析によって調べた。振動変位および共振器のモードについての計算によると,振動モードは第1から第10モードに段階的に増え,その後再び第1から第10モードまでを繰り返した。各パドル長に490nmを使うと1.592GHzに共振器の第10モードがあり,それは量子化変位の認められる周波数1.49GHz付近に存在する通常のアンテナ構造共振器のものより10nm短いことを見つけた。アンテナ構造共振器の第10モードである1.592GHzにおいて,中心ビームの変異は幅広く減衰させられるため,その機械的エネルギーはゼロであると考えてよい。従って,アンテナ構造共振器の機械的エネルギーはカンチレバーとみなされる40個のパドルの変位から近似的に計算できる。アンテナ構造共振器の機械エネルギーがほぼ同等な調和振動子の等価質量を用いてアンテナ構造共振器の量子化変位を説明することができ,そして,もし量子力学における波動関数をこの調和振動子に適用できるならば量子力学の教科書における調和振動子の量子化を説明できる。(翻訳著者抄録)