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J-GLOBAL ID：200902276654472340   整理番号：08A1008827

静止液中における単一大気泡周囲液相部のPIV計測

著者 (4件)： 塩見洋一 (龍谷大 理工) ,  野口佳樹 (龍谷大 理工) ,  南川久人 (滋賀県大) ,  田中康恵 (日本カノマックス)
資料名： 混相流  (Japanese Journal of Multiphase Flow)
巻： 22  号： 3  ページ： 273-279  発行年： 2008年09月15日 
JST資料番号： L2494A  ISSN： 0914-2843  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉛直円管内の気液2相スラグ流を単純化したと考えられる静止液中を単一性大気泡が上昇する場合について大気泡先端部,油膜部,後流部の速度分布のPIV計測を行った。実験の使用流体は気相として空気,液相として水道水を使用して水中にはトレーサ粒子として粒径10μmの蛍光メラミン樹脂を混入してレーザシート光照射の下でCCDカメラにより撮影した。試験結果から大気泡長さが異なっても大気泡長さが50~100mmの本実験範囲では大気泡先端から同じ位置での速度分布は変化しないことを示した。更に管軸に対して軸対象となる渦と非対称となる渦の2種類が存在してその渦は大気泡長さが長くなるにつれて対称性から非対称性へと遷移することを確認した。

シソーラス用語： 静止型 ,  液相 ,  単一性 ,  大気 ,  *気泡 ,  サイズ効果 ,  *粒子画像流速測定 ,  計測システム ,  円管 ,  管内流 ,  気液二相流 ,  速度分布 ,  空気 ,  水道水 ,  流れの可視化 ,  光照射 ,  CCDカメラ ,  渦 ,  *後流 ,  相
準シソーラス用語： *伴流

分類 (2件)： 流体の実験・試験・測定方法及び装置  (BC01020K) ,  膜流,液滴,気泡,キャビテーション  (BC02070U)

引用文献 (7件)：

• [1] van Hout, R., Gulitski, A., Barnea, D. and Shemer, L., Experimental investigation of the velocity field induced by a Taylor bubble rising in stagnant water, Int. J. of Multiphase Flow, 28, 579-596 (2002).
• [2] Polonsky, S., Shemer, L. and Barnea, D., The relation between the Taylor bubble motion and the velocity field ahead of it, Int. J. of Multiphase Flow, 25, 957-975 (1999).
• [3] 南川久人,深澤毅,中澤喜之,山田哲史,塩見洋一, 超音波流速分布計を用いた静止水中上昇大気泡周囲の平均速度場測定, 日本機械学会論文集(B編), 72 (714), 345-352 (2006).
• [4] 細川茂雄, 管内二相乱流の未知高次相関量の非接触計測と乱流モデルの検討, H13年度学術研究支援事業研究成果報告書, (2001).
• [5] Dumitrescu, D.T., Stromung an einer Luftblase im Senkrechten Rohr, Z. angew. Math. Mech., 23(3), 139-149 (1943).

タイトルに関連する用語 (6件)： 静止 ,  液中 ,  気泡 ,  液相 ,  PIV ,  計測