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J-GLOBAL ID：200902276688092156   整理番号：08A0877578

配電系統に接続された分散型電源の出力推定手法

Estimation Method for Output of Distributed Generator Connected to Distribution System

著者 (3件)： 佐々木健太 (大阪府大 大学院工学研究科) ,  石亀篤司 (大阪府大 大学院工学研究科) ,  元治崇 (関西電力 総合技術研 電力技術研)
資料名： 電気学会論文誌 B  (IEEJ Transactions on Power and Energy)
巻： 128  号： 9  ページ： 1179-1180  発行年： 2008年09月01日 
JST資料番号： S0809A  ISSN： 0385-4213  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 分散型電源(DG)が普及・拡大すると,配電系統の運用管理に対して様々な問題の発生が懸念される。これらの問題は,DGの出力を正確に把握できないことに起因する。そこで,DGの出力を推定する手法の検討を行い,独立成分分析(ICA)に注目した手法を,これまでに提案した。その手法では,DGの数と同数の線路潮流データからそれぞれのDGの出力を推定するものである。今回,一つの観測信号から複数の独立成分を抽出できる手法を発展させ,一つのブランチの潮流変化からそれより下位に接続された負荷の変動とDGの出力変化を分離する新たな手法を提案する。従来の手法では時間周波数領域においてある近似を行うことで分離を可能にするものであったが,分離に対する精度が低かった。そこで,提案法では離散ウェーブレット変換を用いてデータの前処理を施すことで,この問題を解決している。また,太陽光発電をDGとして配電系統に接続した系統に対してシミュレーションを行い,提案法の有効性を検証した。

シソーラス用語： *分散型電源 ,  配電系統 ,  *系統運用 ,  *出力 ,  *推定 ,  精度 ,  *ウェーブレット変換 ,  離散系 ,  前処理 ,  太陽光発電 ,  シミュレーション ,  推定精度 ,  離散ウェーブレット変換

分類 (2件)： その他の発電  (NB03140M) ,  電力系統一般  (NB02000E)

引用文献 (4件)：

• (1) M. Yanagida and A. Ishigame: “Estimating Technique for the Output of Distributed Generation Using Independent Component Analysis”, IEEJ Trans. PE, Vol. 127, No. 1, pp. 217-223 (2007-1) (in Japanese)
• 柳田将臣・石亀篤司: 「独立成分分析による分散型電源出力の推定」, 電学論B, 127, 1, pp. 217-223 (2007-1)
• (2) S. Ikeda and N. Murata: “A Method of ICA in Time-Frequency Domain”, In Proc. Int. Workshop on Independent Component Analysis and Blind Signal Separation, pp. 365-371 (1999)
• (3) 新井康平: 独習ウェーブレット解析, 近代科学社 (2006)

タイトルに関連する用語 (4件)： 配電系統 ,  分散型電源 ,  推定 ,  手法