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J-GLOBAL ID：200902276865411135   整理番号：08A0939405

でんぷんの陰イオン浮選における多価金属塩を用いた活性化-廃水からの有機物質除去の基礎的研究

Activation with Polyvalent Metal Salts in the Anionic Flotation of Starch -Fundamental Study on the Removal of Organic Matters from Wastewater-

著者 (2件)： KUSAKA Eishi (Dep. of Energy Sci. and Technol., Graduate School of Energy Sci., Kyoto Univ.) ,  YOKOI Atsushi (Dep. of Energy Sci. and Technol., Graduate School of Energy Sci., Kyoto Univ.)
資料名： 環境資源工学  (Resources Processing)
巻： 55  号： 3  ページ： 149-155 (J-STAGE)  発行年： 2008年 
JST資料番号： F0195A  ISSN： 1348-6012  CODEN： KSKABH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 陰イオン界面活性剤,ドデシル硫酸を用いたいもでんぷんの浮選に対する加水分解型金属塩の影響を調べた。負に帯電したでんぷんの表面はAl(III),Fe(III),Cu(II),およびNi(II)の加水分解型金属塩で活性化されることが示された。活性化が観測されたpH領域は,各金属水酸化物の析出pHからそれぞれの水酸化物沈殿の等電点であるIEPにまで及んだ。SEM画像は,でんぷん粒が析出pH以上では水酸化物沈殿で覆われているのを示した。吸着試験とマイクロ電気泳動の結果は,吸着されたヒドロキシ錯体の影響がでんぷん表面の負帯電を逆転するのには十分でないことを示した。これらの結果は,でんぷんの陰イオン浮選においては,粒子表面を改質した活性化種として機能したのは,ヒドロキシ錯体ではなく,水酸化物沈殿であることを示唆した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 陰イオン界面活性剤 ,  *じゃがいも澱粉 ,  *浮遊選鉱 ,  廃水処理 ,  *活性化 ,  金属イオン ,  pH依存性 ,  沈殿 ,  電気泳動 ,  吸着 ,  有機物 ,  加水分解 ,  等電点 ,  水酸化物
準シソーラス用語： *表面活性化

分類 (2件)： 廃棄物処理  (FJ02024G) ,  浮遊選鉱  (UA07060F)

引用文献 (18件)：

• 1. J. Shibata, S. Matsumoto, H. Yamamoto, E. Kusaka, Pradip: Int. J. Miner. Process., 48, 3-4, pp. 127–134 (1996)
• 2. S.R. de Sousa and C. Laluce: Biotech. Letters, 20, 9, pp. 753–757 (2000)
• 3. S.R. de. Sousa, B.V. Kilikian, M. Jafelicci, C. Laluce: Progr. Colloid Polym. Sci., 128, pp. 264–269 (2004)
• 4. Y.M. Chen, J.C. Liu, Yih-Hsu Ju: Colloids and Surfaces B, 12, 1, pp. 49–55 (1998)
• 5. E. Kusaka and A. Yokoi: Resources Process., 54, 1, in press.

タイトルに関連する用語 (8件)： でんぷん ,  イオン浮選 ,  塩 ,  活性化 ,  廃水 ,  有機物質 ,  基礎 ,  研究