文献

J-GLOBAL ID：200902277040858338   整理番号：08A0219142

CDK阻害物質:細胞周期制御因子およびそれを超えて

CDK Inhibitors: Cell Cycle Regulators and Beyond

著者 (3件)： BESSON Arnaud (Univ. de Toulouse, Toulouse, FRA) ,  DOWDY Steven F. (Univ. California, CA, USA) ,  ROBERTS James M. (Fred Hutchinson Cancer Res. Center, WA, USA)
資料名： Developmental Cell  (Developmental Cell)
巻： 14  号： 2  ページ： 159-169  発行年： 2008年02月 
JST資料番号： W1692A  ISSN： 1534-5807  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Cip/Kipファミリーp21Cip1,p27Kip1,およびp57Kip2サイクリン-CDK阻害物質は単に細胞周期阻害物質として細胞分裂に関与するだけではなく,細胞周期,細胞生き残り,転写,分化,細胞骨格動力学,細胞遊走の調節に重要な役割を演じる多面的蛋白質であることが明らかになった。これらのサイクリン-CDKとは無関係な機能の重要性はわかり始めたところであるが,複雑なリン酸化ネットワークがCip/Kip蛋白質の細胞内局在,蛋白質-蛋白質相互作用,および安定性を変化させることによって機能を修飾する。癌の生化学の点からは,Cip/Kip蛋白質は癌抑制因子および癌遺伝子として作用して,発癌において二重の役割を演じる。Cip/Kipの機能は,胚発生から腫瘍抑制にわたるプロセスにおいて,正常細胞及び組織のホメオスタシス維持のために必須である。

シソーラス用語： サイクリン依存性キナーゼ ,  *酵素阻害剤 ,  タンパク質 ,  癌抑制タンパク質 ,  サイクリン ,  細胞周期 ,  細胞分裂 ,  生存率 ,  転写【遺伝】 ,  細胞分化 ,  細胞骨格 ,  細胞移動 ,  リン酸化 ,  局在状態 ,  分子間相互作用 ,  抗腫瘍作用 ,  癌遺伝子 ,  発癌 ,  *ホメオスタシス ,  アポトーシス ,  p27Kip1 ,  細胞遊走 ,  シグナル伝達 ,  *cdkインヒビター ,  癌予防 ,  セリン/トレオニンキナーゼ ,  分化 ,  発生生理
準シソーラス用語： 細胞情報伝達 ,  *CDK阻害因子 ,  p21Cip1 ,  p57Kip2 ,  発癌抑制

分類 (2件)： 生物学的機能  (EB03040U) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (3件)： cdk ,  阻害物質 ,  細胞周期制御因子