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J-GLOBAL ID：200902277103669190   整理番号：09A1120692

顕微FT-IRを用いた遺跡出土絹繊維の劣化状態の分析

著者 (4件)： 赤田昌倫 (京都工繊大) ,  佐藤昌憲 (奈良文化財研) ,  奥山誠義 (橿原考古学研) ,  今津節生 (九州国立博物館)
資料名： Journal of Textile Engineering  (Journal of Textile Engineering)
巻： 55  号： 5  ページ： 155-161  発行年： 2009年10月15日 
JST資料番号： L5665A  ISSN： 1346-8235  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 藤の木古墳から出土した絹製繊維文化財資料を顕微FT-IR分析し,繊維の劣化による二次構造の比率の変化から現代の絹製品との違いが何に起因するかを解明した。AmideI,II,IIIのピークの内,AmideIIのピーク(1560cm^-1)強度およびAmideIIIのピーク(1235cm^-1)強度が低下する原因については加水分解や酸化分解によるポリペプチドのC-N結合が切断されることによるものと考察した。

シソーラス用語： *絹様繊維 ,  *老朽化 ,  遺跡 ,  *FTIR分光法 ,  *顕微分光分析
準シソーラス用語： *経年劣化 ,  出土品

分類 (2件)： 高分子の分解,劣化  (CG03010A) ,  材料学  (YM02040O)

引用文献 (13件)：

• Archaeological Institute of Kashihara, Nara Pref. Fujinoki Kofun at Ikaruga Town. 1993
• Archaeological Institute of Kashihara, Nara Pref. Research Report. 2006, 7, 95-108
• HIRABAYASHI, K. Kobunkazai no Kagaku. 1981, 26, 24-34
• HU, E. Nihon Sanshi Gakkaishi. 1988, 57, 6, 506-510
• SATO, M. Applied Subject Number, 2008A1249. 2008

タイトルに関連する用語 (4件)： Ir ,  遺跡 ,  絹繊維 ,  分析