文献

J-GLOBAL ID：200902277174110615   整理番号：09A0198007

異なる腰壁・たれ壁付柱のせん断耐力と曲げ降伏後の終局変形角に関する実験 その2 せん断耐力の低下率と終局変形の検討

著者 (2件)： 渡辺達也 (鹿児島大 大学院理工学研究科) ,  塩屋晋一 (鹿児島大 工)
資料名： 日本建築学会九州支部研究報告 1 構造系  (AIJ Kyushu Chapter Architectural Research Meeting. Structure)
号： 48  ページ： 493-496  発行年： 2009年03月01日 
JST資料番号： L0035A  ISSN： 1343-8379  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 前報(その1)の実験結果に基づき,壁の接合位置により変化する腰壁・たれ壁付柱のせん断耐力や終局変形角の特徴と,それらの評価方法について検討した。結果をまとめると,以下のようになる。(1)せん断耐力は,開口内法柱より壁付柱の方が小さくなることが確認された。また,曲げ降伏する腰壁・たれ壁付柱の終局変形角の評価は,壁のせん断耐力の低下を考慮する必要がある。(2)曲げ降伏までの荷重-変形関係は,壁の接合位置によらないことが確認された。また,壁の接合位置が中心接合から偏心接合に変化するにつれて,せん断耐力は小さくなった。中心接合と偏心接合の中間の接合位置のせん断耐力は,それらの接合のせん断耐力の直線補間で近似でき,中間の耐力となった。(3)提案した,たれ壁に梁を考慮する場合の低下率の評価方法から,上梁によりせん断耐力は増加しないことが確認された。

シソーラス用語： *壁 ,  柱 ,  鉄筋コンクリート構造 ,  *剪断強さ ,  終局荷重 ,  *回転角 ,  水平荷重 ,  繰返し試験 ,  開口 ,  偏心 ,  位置 ,  機械的性質 ,  耐荷力 ,  梁 ,  *骨組構造 ,  減少 ,  比率 ,  破壊モード ,  曲げ ,  降伏 ,  測定データ ,  荷重-変形関係
準シソーラス用語： *腰壁 ,  *たれ壁 ,  壁付柱

分類 (2件)： コンクリート構造  (RA04030A) ,  ラーメン  (HD03040D)

タイトルに関連する用語 (6件)： 腰壁 ,  壁付柱 ,  せん断耐力 ,  曲げ降伏 ,  変形角 ,  実験