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J-GLOBAL ID：200902277674362629   整理番号：09A0810729

木材接着におけるエポキシ樹脂接着剤の接着強度発現に及ぼす養生条件の影響

Effect of Post-cure on Bond Strength Development of Epoxy Resin Adhesive in Wood Bonding

著者 (6件)： 佐野敦子 (岐阜大 大学院連合農学研究科) ,  佐野敦子 (日本住宅・木材技術セ 試験研) ,  篠田まゆ ,  山田雅章 (静岡大 農) ,  滝欽二 (静岡大 農) ,  吉田弥明
資料名： 日本接着学会誌  (Journal of the Adhesion Society of Japan)
巻： 45  号： 8  ページ： 298-303  発行年： 2009年08月01日 
JST資料番号： G0749A  ISSN： 0916-4812  CODEN： NSEGE7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 木質構造の接合部に接着剤を併用する場合,現場接着操作終了後の接着性能の変化を知ることは施工管理上重要である。市販の常温硬化型エポキシ樹脂接着剤を用いて作製した接着試験片を施工現場で想定される20°Cから60°Cで養生し,接着性能試験を行った。さらに同条件で養生したフィルムの動的粘弾性測定から求めた損失弾性率のピーク温度を硬化度の指標として接着性能と硬化度の相関を調べた。動的粘弾性測定の結果から,エポキシ樹脂の硬化は温度の上昇または時間の経過とともに進み,ある程度まで進むと横ばいになること,またその程度は異なる温度で養生した場合は一致しないことが明らかになった。一方,木材接着の接着強さには,接着剤の硬化度の影響がほとんど認められなかった。これは接着剤の硬化が進むと,接着剤の凝集力と木材界面の接着力が木材の凝集力を上回るようになり,接着強さが木材の強度に依存するようになるためである。(著者抄録)

シソーラス用語： 養生 ,  木構造 ,  *接着 ,  *合成樹脂接着剤 ,  接着強さ ,  接合部 ,  ビスフェノールAエポキシ樹脂 ,  粘弾性 ,  損失弾性率 ,  架橋度 ,  力 ,  木材加工 ,  カバノキ科 ,  条件 ,  カバ材 ,  架橋【高分子】 ,  アルミニウム ,  付着強さ ,  接合
準シソーラス用語： *木材接着 ,  凝集力 ,  Betula maximowicziana ,  養生条件 ,  被着材 ,  木材接合

分類 (2件)： 接着剤の性質・試験  (YK02000Q) ,  製材・加工  (FF05032S)

引用文献 (12件)：

• 図師朋弘. 木材工業. 1998, 53, 177
• 井上正文. 日本建築学会構造系論文集. 1997, 498, 105
• 小泉章夫. 木材工業. 2000, 55, 196
• 吉田弥明. 木材の接着・接着剤. 1996, 72
• 大槻法雄. 土木学会第58回年次学術講演会概要集, 2003. 2003, 279

タイトルに関連する用語 (5件)： 木材接着 ,  エポキシ樹脂接着剤 ,  接着強度 ,  発現 ,  養生