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J-GLOBAL ID：200902277816688365   整理番号：08A0736051

洪水を対象とした災害総合シナリオ・シミュレータの開発とその防災教育への適用

DEVELOPMENT OF COMPREHENSIVE SCENARIO SIMULATOR IN FLOOD TIME AND ITS APPLICATION TO DISASTER EDUCATION

著者 (4件)： 桑沢敬行 ((株)I.D.A 社会技術研究所) ,  片田敏孝 (群馬大学大学院 工学研究科) ,  及川康 (群馬大学大学院 工学研究科) ,  児玉真 ((株)I.D.A 社会技術研究所)
資料名： 土木学会論文集 D(Web)
巻： 64  号： 3  ページ： 354-366 (J-STAGE)  発行年： 2008年 
JST資料番号： U0105A  ISSN： 1880-6058  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水害による人的被害を低減するためには,適切な住民避難が行われることが必須である.このためには,住民が受け入れやすい的確な避難計画,そして,水害に対する住民自らの意識や知識の向上を促進する効果的な防災教育が重要である.本研究では,このような認識のもと,災害情報の伝達状況や住民避難,そして洪水氾濫といった水害時における一連の地域状況を総合的に表現するシナリオ・シミュレータを構築した.本シミュレータは,シミュレーション結果をわかりやすくアニメーション表示できることから,地域に予測される被害や適切な対応行動について具体的に説明する防災教育ツールとして利用できる.また,人的被害規模などの指標により情報伝達や避難計画を評価できることから戦略策定ツールとしても有効である.(著者抄録)

シソーラス用語： 都市防災 ,  *水害 ,  教育 ,  シナリオライティング法 ,  *訓練用シミュレータ ,  *研究開発
準シソーラス用語： 防災教育

分類 (2件)： 都市問題,都市防災  (RD01030O) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (22件)：

• 1) 内閣府編:平成19年版 防災白書,2007.
• 2) 片田敏孝,児玉真,淺田純作:東海豪雨災害における住民の情報取得と避難行動に関する研究,河川技術論文集,第7巻,pp.155-160,2001.
• 3) 例えば,わかりやすい洪水・渇水の表現検討会:的確な理解につながる洪水・渇水の情報提供について,2006.
• 4) 片田敏孝:都市の気象災害への住民の対応行動,第37回夏期大学 新しい気象学−都市の気象と災害−,pp.20-28,2003.
• 5) 岡本浩一:リスク認知・リスクコミュニケーション研究の概略,日本リスク研究学会誌,Vol.1,No.1,pp.23-27,1989.

タイトルに関連する用語 (7件)： 洪水 ,  災害 ,  総合 ,  シナリオ ,  シミュレータ ,  開発 ,  防災教育