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J-GLOBAL ID：200902278156923311   整理番号：09A0148102

原子力を巡る流れと熱の研究の最前線 原子力の大型実験とシミュレーションの住分け

著者 (2件)： 横堀誠一 (武蔵工大 工) ,  中村秀夫 (日本原子力研究開発機構 安全研究セ)
資料名： ながれ  (日本流体力学会誌)
巻： 27  号： 6  ページ： 461-468  発行年： 2008年12月25日 
JST資料番号： Y0082A  ISSN： 0286-3154  CODEN： NRRGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 軽水炉の利用は40年に達しようとしており,技術的にも成熟期に入っていると考えられ,これまでその開発や安全確認のために用いられてきた大型実験装置が世界的に廃止されつつあるが,その中で熱流体の研究に関する今後のビジョンを描く上で大型装置による実験で計算機シミュレーションをどのように配置するかについて考察した。軽水炉の設計や性能検証については大型実験装置を用いたデータを含め,これまで多くの知見が得られており,数値シミュレーションによる設計改良などに利用されているが,対象とする設備のサイズが大きいことから基本設計の更新や新たな設計を行う場合には,多くの場合に数値シミュレーションの精度が保証できないことも事実である。この点を改良するために何が必要かについても示唆した。

シソーラス用語： *軽水型原子炉 ,  研究開発 ,  実験 ,  *計算機シミュレーション ,  流体 ,  混相流 ,  ベンチマーク ,  データベース ,  技術展望 ,  熱流体 ,  *計算機利用 ,  *利用
準シソーラス用語： *大型実験

分類 (1件)： 水冷却型原子炉  (MD03010B)

引用文献 (24件)：

• NEA. Nuclear Safety Research in OECD Countries. NEA/CSNI/R, 2007. 2007, 6
• BARNETT, P. G. Scaling of Burn-out in Forced Convectoin Boiling Heat Transfer. Proc. Instn Mech Engrs 1965-66. 1971, 180, 16-26
• ISHII, M. Thermally Induced Flow Instabilities in Two-Phase Mixtures. Proc. of 4th International Heat Transfer Conference, Paris, 1970. 1970
• ISHII, M. Similarity Analysis and Scaling Criteria for LWRs under Single and Two-Phase Natural Circulation. 1983
• NAGASAKA, H. Qualitative Evaluation of ECCS Capability during Refill-Reflood Phase of BWR LOCA. Journal of Nuclear Science and Technology. 1991, 278, 3, 258-267

タイトルに関連する用語 (6件)： 原子力 ,  流れ ,  研究 ,  大型 ,  実験 ,  シミュレーション