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J-GLOBAL ID:200902278170400011   整理番号:08A1107881

非伸縮性の重量持ち上げベルトの装着は,心理物理学的に決定される最大許容重量と最大許容力を変化させるか

Does wearing a non-expanding weight lifting belt change psychophysically determined maximum acceptable weights and forces
著者 (1件):
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巻: 38  号: 11-12  ページ: 1045-1050  発行年: 2008年11月 
JST資料番号: T0452A  ISSN: 0169-8141  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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業務上補償損害で最も頻繁で高価な原因となる範疇は,手による資材運搬(MMH)である。高リスクなMMH作業の人間工学的再設計が,かかる損害を最小限にする最も効果的な方法である。作業再設計の代替として,背ベルトが経営管理側によって奨励されて従業員に使用され,背ベルトが腰痛および腰部障害を防止するという確たる証拠もないまま,他の方法では許容できない作業の身体要求を軽減する役割を負っている。その上,背ベルトには,作業者に誤った自信感を与えてより高い作業レベルを試すのを助長するという懸念もある。本実験の目的は,円周方向伸張に対して最大抵抗力のある背ベルトが,さまざまな上げ下ろし・押し引き・運搬作業で,心理物理的に決定される最大許容重量(MAW)と最大許容力(MAF)に及ぼす効果を調べることであった。女性10名と男性8名が,完了するのに4時間×17日が必要な,56の異なる課題のより大規模な研究の一部として,背ベルトの装着・非装着で9つのMMH作業を行った。心理物理的な方法論を使用し,それによって,「負担がかからないか,異常な疲労,衰弱,熱,息切れが起きず」に8時間持続可能と思われる作業負荷を選択するよう,被験者に求めた。その結果,女性が行った全課題のMAWとMAF,および男性が行った1課題のMAFを除いた全課題で,背ベルトの使用が有意な効果を与えていなかったことが,明らかになった。本結果に基づけば,被験者は同じ心理物理的な許容負荷を選ぶのであるから,背ベルトの使用は被験者の作業の身体要求の知覚を変化させなかったのである。 (産業への関連性)背ベルトは,腰部障害の減少をもたらすという証拠がないにもかかわらず,いまだ産業界で一般的に使用されている。本研究は,作業者の作業の知覚が背ベルトの使用で変化しないことを実証し,したがって,仕事の再設計が制限ないし無視されている場合の作業者の背ベルト使用は推奨されるべきではない。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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人間機械系  ,  作業研究 
タイトルに関連する用語 (5件):
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