文献

J-GLOBAL ID：200902278388702176   整理番号：09A0363539

居間中心型住宅普及の動向と計画課題に関する研究

POPULARIZATION AND ISSUES OF PLANNING ON “CENTER-LIVING ROOM” TYPE HOUSING

著者 (3件)： 鈴木義弘 (大分大 工) ,  岡俊江 (九州女大 家政) ,  切原舞子 (大分大 大学院)
資料名： 住宅総合研究財団研究論文集  (Journal of Housing Research Foundation)
号： 35  ページ： 143-154  発行年： 2009年03月31日 
JST資料番号： S0422B  ISSN： 1880-2702  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2000年以降のわが国の独立住宅においては,中廊下型住宅が減少し,代わって居間中心型住宅の普及が著しいことを明らかにした。しかも,面積水準が高くなるに従いその傾向は強く,「居間階段」がその約8割を占めており,この場合には1階1室型の出現率が高い。一方で座敷を設ける世帯が激減し,さらには,和室を設けない世帯が急増していることなどを考え合わせると,そこには家族生活空間の拡充志向が認められ,居住後も家庭内交流への評価が高い。この点が普及の大きな要因の一つであり,空調効率の向上という技術的な背景が,これを促進している。最後に,居間中心型住宅の計画課題についても言及した。(著者抄録)

シソーラス用語： *独立住宅 ,  建築設計 ,  *平面計画 ,  *居間 ,  階段 ,  和室
準シソーラス用語： 動向調査

分類 (1件)： 住宅建築,農村建築,城  (RB05040V)

引用文献 (12件)：

• 生活改善同盟会: 二重生活を醇化させる改善住宅, 建築普及会編「平和記念東京博覧会文化村住宅設計図説」所収, 鈴木書店, 1922年
• 西山夘三: 日本のすまいII, 勁草書房, 1976年
• 住宅金融普及会編: 住宅金融公庫選定 木造住宅平面図集~9坪から25坪まで, 新建築社, 1951年/住宅金融普及会編: メートル法による住宅平面図集 住宅金融公庫選定218種, 新建築社, 1966年 など
• 青木正夫: 明治以降の住様式の変化・発展に関する-考察,(財)新住宅普及会「住宅建築研究所報 第12号」所収, 丸善, 1986年
• 九州大学青木研究室: 中流住宅の平面構成に関する研究 (1)-(3), 新住宅普及会「住宅建築研究所報 第10-12号」所収, pp. 13-61, 丸善, 1984-86年

タイトルに関連する用語 (5件)： 居間中心型住宅 ,  普及 ,  動向 ,  計画 ,  研究