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J-GLOBAL ID：200902278410595427   整理番号：09A0120634

水素生成のための省エネルギー海水電気分解

Energy-saving seawater electrolysis for hydrogen production

著者 (4件)： KATO Zenta (Tohoku Inst. of Technol., Sendai, JPN) ,  IZUMIYA Koichi (Daiki Ataka Engineering, Kashiwa, JPN) ,  KUMAGAI Naokazu (Daiki Ataka Engineering, Kashiwa, JPN) ,  HASHIMOTO Koji (Tohoku Inst. of Technol., Sendai, JPN)
資料名： Journal of Solid State Electrochemistry  (Journal of Solid State Electrochemistry)
巻： 13  号： 2  ページ： 219-224  発行年： 2009年02月 
JST資料番号： W1021A  ISSN： 1432-8488  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： バルク溶液pHと電極表面上のpH変化による分極ポテンシャルの変化の間の関係を明らかにするため,酸素放出電極に対する陽極分極挙動とPt電極に対する陰極分極挙動を検討した。これらのデータに基づいて,新しい海水供給系を用いて省エネルギー電気分解の可能性を検討した。いろいろなpHの0.5M NaCl溶液中の作用電極,対電極および参照電極よりなる通常の三電極セル実験を行い,電極上のpH変化の結果として電極のつぎのようなポテンシャル変化を明らかにした。Ptの定電流陰極分極曲線は,pH1.03の溶液中でまっすぐなTafel関係を示す。対照的にpH1.34と1.98での分極曲線は約350と20Am^-2でそれぞれ低ポテンシャルへシフトし,水素放出の結果としてpH10.2のような高いpHの溶液で観測されるTafel関係を示す。他方陽極表面上のpHは酸素放出の結果として約pH1へほとんどすぐに変化する。これらの結果に基づいて,セル電圧増加を避けることによる省エネルギー海水電気分解の可能性を検討した。電極表面に及ぼすpH変化の影響を避けることによる省エネルギー電気分解を,中性の海水をまず陽極区画室に供給し,次に陽極区画室から出てくる海水を陰極区画室に供給することにより実現した。

シソーラス用語： *海水 ,  *電解 ,  *省エネルギー ,  *生産 ,  製造 ,  *水素 ,  陽分極 ,  陰分極 ,  電解質溶液 ,  塩化ナトリウム ,  pH依存性 ,  Tafel式 ,  フッ素樹脂 ,  陽イオン交換樹脂 ,  イオン交換膜 ,  膜透過 ,  二酸化炭素 ,  リサイクル ,  白金電極 ,  硫酸ナトリウム ,  定電流電源 ,  水素発生反応
準シソーラス用語： Nafion ,  *水素生産

分類 (1件)： 電気化学反応  (CB07050F)

タイトルに関連する用語 (4件)： 水素生成 ,  省エネルギー ,  海水 ,  電気分解