抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,コグニティブ無線と称するインテリジェント適応型無線デバイスの提案が行われ,2次スペクトル使用許可によるコグニティブネットワークの新しい通信パラダイムの可能性が生じている。コグニティブ無線ユーザは1次ユーザに悪影響を与えることなく通信する無線環境認識能力を持つ必要があり,コグニティブネットワークに関する研究は比較的新しく解決しなければならない問題点も多い。ここでは,このネットワークの情報理論的限界を明らかにし,モデルおよび設計に関する最近の状況について述べた。コグニティブネットワークには多くの基本的通信限界があり,小規模ネットワークでは無線環境に関する情報認識レベルに応じて達成可能な通信速度や通信容量が異なってくる。大規模ネットワークについては,3種のコグニティブネットワークのスループットスケーリング則を示した。ネットワークパラメータや通信プロトコル設計に関しては1次ユーザにおけるコグニティブ無線ユーザからの干渉が最大の問題になる。その解析結果とビーコン等を用いたコグニティブネットワークに与える影響の概略を示した。この設計が注意深く行われることにより有望なこのネットワークの実現性が高いことを述べた。