抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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木質バイオマスを活性炭として有効利用することを目的に,スギ鋸屑をNaOHで薬品賦活した活性炭の特性を調査した。試験は,鋸屑にNaOHを含浸させてから炭化と賦活を同時に行う直接賦活と,鋸屑を炭化させた後にNaOHで賦活する炭化後賦活の2方法で行った。直接賦活では,薬品比2倍,600°C以上で賦活効果が現れ,高温ほど収率は減少し,薬品比は3倍の時に小さかった。比表面積は,温度700°C,賦活1時間,薬品比2倍の時に最大の2700m
2/gとなり,原料1g当たりの表面積も最大の200m
2/gであった。活性炭のSEM画像ではスポンジ構造が確認された。炭化後賦活では,薬品比1倍,500°C以上で賦活効果が現れ,収率は薬品比が高くなるにつれて小さくなった。比表面積は,炭化条件600°C,1時間,賦活条件700°C,1時間,薬品比3倍で最大値1600m
2/gとなり,原料1g当たりの表面積は全体の中で最大の250m
2/gとなった。