抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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衝突海難の80%以上がヒューマンエラーに起因する。本研究では,船舶間の意思疎通不足による操船判断の誤りを解消するため,遭遇した船舶同士がAIS情報を重畳表示したレーダ画面を利用しAISのバイナリーメッセージを介して航行意思を伝達し合うことにより他船と協調して衝突回避を可能にする協調型航行支援システムの開発に関する検討を行った。シミュレーション実験では,いずれのシナリオにおいても意志疎通が図られたことにより,操船者の避航判断を補助し確実な避航が行われた。また,避航操船方法の提案・受諾機能についてはレーダ画面上に航過方法が図示されるため合意が形成されている対象船と合意された航過方法がわかりやすいという評価が得られた。また,意図的変針の通報機能についても,他船の操船意図が示されるため,操船しやすくなるという評価が得られた。