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J-GLOBAL ID：200902279035486468   整理番号：09A0666113

10.環境負荷の軽減を図るための森林管理方法の検討 森林流出水および森林動態の長期モニタリング

著者 (4件)： 金子有子 (滋賀県琵琶湖環境科学研究セ) ,  國松孝男 (滋賀県大 環境科学) ,  籠谷泰行 (滋賀県大 環境科学) ,  中島拓男 (滋賀県琵琶湖環境科学研究セ)
資料名： 滋賀県琵琶湖・環境科学研究センター試験研究報告  (滋賀県琵琶湖環境科学研究センター試験研究報告書)
号： 3  ページ： 101-109  発行年： 2008年03月 
JST資料番号： Y0461B  ISSN： 1882-8612  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 1985年に湖沼汚濁法が施行されてから20年を経過したが,富栄養化は依然として改善されていない。落葉広葉樹二次林伐採とスギ植栽の渓流水質への影響を定量的に把握するために,1991年に滋賀県高島市朽木麻生に伐採流域と非伐採水域を設定し,流出水質と水量の長期モニタリングを行ってきた。その結果,伐採流域では硝酸態窒素濃度が伐採1年後から急上昇し,4年目まで増加し続けたが,2006年には伐採前の濃度レベルに回復した。非伐採流域では,2006年から全窒素濃度,硝酸態窒素が上昇し,2006年には伐採流域より高濃度になり,非伐採流域のナラ枯れの進行と一致した。また,1996年から毎年実施してきた調査地の森林植生動態調査の結果は,にナラ枯れ被害がこの2,3年広がり,カシノナガキクイムシの食痕が認められ,その影響による衰退木が見られるようになった。コナラは調査地の最優先樹種であり,その衰退は植生構造,森林物質移動,環境機能に重大な影響をもらす可能性があった。

シソーラス用語： 広葉樹林 ,  二次林 ,  *伐木 ,  スギ ,  植栽 ,  出水 ,  流域 ,  環境モニタリング ,  水質管理 ,  *水質試験 ,  硝酸態窒素 ,  窒素 ,  有機窒素 ,  生態系 ,  コナラ ,  湖沼 ,  湖沼汚濁 ,  資源管理 ,  *森林被害 ,  森林害虫 ,  キクイムシ科【昆虫類】
準シソーラス用語： カシノナガキクイムシ ,  森林管理 ,  森林生態系 ,  森林伐採 ,  *森林流域 ,  *水質モニタリング ,  長期モニタリング ,  琵琶湖 ,  落葉広葉樹林

分類 (2件)： 水質調査測定一般  (SB02060X) ,  森林保育  (FF03040H)

タイトルに関連する用語 (6件)： 環境負荷 ,  森林管理 ,  森林 ,  流出水 ,  森林動態 ,  長期モニタリング