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J-GLOBAL ID:200902279176414010   整理番号:09A0081219

バイオ燃料向けのトウモロコシが増えると農業景観における生物的防除の貢献が減る

Increasing corn for biofuel production reduces biocontrol services in agricultural landscapes
著者 (4件):
資料名:
巻: 105  号: 51  ページ: 20552-20557  発行年: 2008年12月23日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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アメリカ全体では2006年から2007年にかけて,トウモロコシの作付けが,バイオ燃料ブームで19%増えた結果,多くの地域で作物の多様性が減った。農業景観における主要な害虫,ダイズアブラムシ(Aphis glycines)の自然生物的制御の価値,およびトウモロコシの生産が増加して生物的制御が減少した分の経済的影響を4つの州で算定した。4州は,Iowa,Michigan,Minnesota,Wisconsinである。必要な殺虫剤を含む総合防除を採用している生産者にとって,ダイズに付くダイズアブラムシを自然が抑制する分は,平均53ドル/haの価値があった。2007年から2008年の価格では,4つの州合計で少なくとも年間239百万ドルの価値があった。最近バイオ燃料がトウモロコシの生産を伸ばし,景観多様性を低下させ,ダイズ畑に供給されるアブラムシの天敵を減らしたので,生物的制御の貢献は24%も小さくなった。生物的制御の貢献が減ったことからくる損失は,これらの州のダイズ生産者にとって,収量減で年に58百万ドルに当たり,かつ殺虫剤の使用が増えた。1作物当たり,単一の害虫に基づく推計では,アメリカ経済に対する生物的制御の貢献を過小評価している可能性がある。これからは,植物源が多様なセルロースを原料にできるエタノール生産方式を開発すれば,農業景観の多様性をはぐくみ,節足動物を介した生態系貢献が高められよう。
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分類 (3件):
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トウモロコシ  ,  生物燃料及び廃棄物燃料  ,  生物的防除 
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