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J-GLOBAL ID：200902279433138240   整理番号：08A1025527

多重ブランチ交換による配電系統損失最小化

A Multi-branch Exchange Method for Distribution Loss Minimization

著者 (4件)： 村井雅彦 ((株)東芝 電力・社会システム技術開発センター) ,  小坂葉子 ((株)東芝 電力・社会システム技術開発センター) ,  小林武則 ((株)東芝 電力・社会システム技術開発センター) ,  兼重由美子 ((株)東芝 電力系統システム部)
資料名： 電気学会論文誌 B  (IEEJ Transactions on Power and Energy)
巻： 128  号： 10  ページ： 1235-1242 (J-STAGE)  発行年： 2008年 
JST資料番号： S0809A  ISSN： 0385-4213  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 配電系統の損失最小化問題は,配電系統の電力損失を最小化するような開閉器の入り切りを決定するものであり,組合せ最適化問題となることが知られている。しかし,開閉器教が数千~数万といった実規模問題を分枝限定法のような厳密解法によって解くことは難しく,ブランチ交換法,逐次ブランチ開放法などのヒューリスティックな近似解法が提案されている。本論文では,ブランチ交換法を拡張し,複数のブランチを同時に交換する多重ブランチ交換による配電系統の損失最小化法を提案する。本論文で提案する多重ブランチ交換法は,一度に複攻の開閉器を閉じて網目状の系統を構成し,その後同数の開閉器を開いて再び放射状系統を構成することで,近傍を広げ目的関数を小さくしようとするものである。そして,網目状系統から放射状系統を得る際,逐次ブランチ開放法によって開放する開閉器を選択することにより,計算効率を向上させることを考えた。提案手法を検証するために,簡単な例題系統および実規模系統により,二重ブランチ交換法の有効性を確認した。

シソーラス用語： *配電系統 ,  *電気損失 ,  *最小化問題 ,  組合せ最適化問題 ,  *電力開閉器 ,  分枝限定法 ,  *最適化手法 ,  近似法 ,  発見的方法
準シソーラス用語： *ブランチ交換法 ,  逐次ブランチ開放法 ,  *電力損失

分類 (1件)： 電力系統一般  (NB02000E)

引用文献 (6件)：

• ROSS, D. W. New Method for Evaluating Distribution Automation and Control (DAC) Systems Benefits. IEEE Trans. Power Apparatus Syst. 1981, PAS-100, 6, 2978-2986
• CIVANLAR, S. Distribution Feeder Reconfiguration for Loss Reduction. IEEE Trans. Power Delivery. 1988, 3, 3, 1217-1223
• BARAN, M. E. Network Reconfiguration in Distribution Systems for Loss Reduction and Load Balancing. IEEE Trans. Power Delivery. 1989, 4, 2, 1401-1407
• MERLIN, A. Search for a Minimal-Loss Operating Spanning Tree Configuration for an Urban Power Distribution System. Proc. of 5th PSCC, 1975. 1975, 1, 1-18
• SHIRMOHAMMADI, D. Reconfiguration of Electric Distribution Networks for Resistive Line Losses Reduction. IEEE Trans. Power Delivery. 1989, 4, 2, 1492-1498

タイトルに関連する用語 (4件)： 多重 ,  ブランチ ,  配電系統 ,  損失最小化