文献

J-GLOBAL ID：200902279496285502   整理番号：08A0368434

銀合金シースBi-2223超伝導テープ材の臨界電流の曲げひずみ効果試験法

Test Methods of Bending Strain Effects on Critical Current of Ag Alloy-Sheathed Bi-2223 Superconductor Tapes

著者 (6件)： 黒田恒生 (物質・材料研究機構超伝導材料センター) ,  片桐一宗 (岩手大学工学部機械工学科) ,  伊藤喜久男 (物質・材料研究機構超伝導材料センター) ,  SHIN Hyung-seop (安東大学工学部機械工学科) ,  和田仁 (東京大学大学院新領域創成科学研究科) ,  熊倉浩明 (物質・材料研究機構超伝導材料センター)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 72  号： 4  ページ： 268-277 (J-STAGE)  発行年： 2008年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 超伝導材料の特性に大きな影響を与える応力の効果について定量的かつ再現性のある評価方法を確立するために,試験方法を提案しラウンドロビン試験に供した。用いた超伝導材料はBi-2223酸化物超伝導テープ線材で応力負荷方法は曲げによった。この曲げ負荷方法には3種類の方式,型枠押し付け,錘巻き付けおよび曲げ試験機法を採用した。曲げ負荷を掛けながら臨界電流I_cを測定し,測定方法による差異を検討した。この結果,全試験共通として,歪量が0.2から0.4%の間でI_cの急激な低下を観察し,測定データのばらつきも大きくなることが分かった。負荷方式としては型枠押しつけによる方法が適正であると判断した。I_c測定のための電極取り付けにはハンダ付けではなく機械的接触が安定な結果の原因となることも分かった。

シソーラス用語： 臨界電流 ,  依存性 ,  評価試験 ,  *共同比較試験 ,  曲げ荷重 ,  カルシウム化合物 ,  ストロンチウム化合物 ,  ビスマス化合物 ,  *高温超伝導体 ,  酸化物 ,  銅化合物 ,  歪依存性
準シソーラス用語： Bi-2223

分類 (1件)： 酸化物系超伝導体の物性  (BM04023I)

引用文献 (23件)：

• 1) U. Balachandran, A. N. Tyer, R. Jammy, P. Haldar, J. G. Hoehn, Jr and M. Suenaga: Adv. Cryogen. Eng. 42(1997) 753-759.
• 2) L. Y. Xiao, D. K. Hilton, Y. S. Hascicek and S. W. Van Sciver: Cryogenics 37(1997) 837-841.
• 3) A. A. Polyanski, M. Polak, J. W. Anderson, W. Zhang, E. E. Hellstrom and D. C. Larbalestier: Adv. Cryogen. Eng. 44(1998) 683-689.
• 4) D. Gould and H. Wada: Cryogenics 35(1995) 7-8.
• 5) Metals Handbook 9th edition, Volume 8 Mechanical Testing, ed. by J. R. Newby, (American Society for Metals, Ohio, 1985) pp. 117-136.

タイトルに関連する用語 (7件)： 銀合金 ,  シース ,  Bi-2223 ,  超伝導テープ ,  臨界電流 ,  曲げひずみ ,  試験法