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J-GLOBAL ID：200902279512369630   整理番号：08A0667394

キトサンの抗菌性化合物としての作用機作の考察

Insights into the Mode of Action of Chitosan as an Antibacterial Compound

著者 (4件)： RAAFAT Dina (Univ. Bonn, Bonn, DEU) ,  VON BARGEN Kristine (Univ. Bonn, Bonn, DEU) ,  HAAS Albert (Univ. Bonn, Bonn, DEU) ,  SAHL Hans-Georg (Univ. Bonn, Bonn, DEU)
資料名： Applied and Environmental Microbiology  (Applied and Environmental Microbiology)
巻： 74  号： 12  ページ： 3764-3773  発行年： 2008年06月 
JST資料番号： A0427A  ISSN： 0099-2240  CODEN： AEMIDF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： キトサンの抗菌活性作用機作をin vitro分析,殺菌動力学,細胞からの漏洩,細胞膜機能,電子顕微鏡観察,転写への影響の観点から検討した。キトサンのStaphylococcus aureus SG511株,SCV(小コロニー変種)に対するMICはそれぞれ23μg/ml,15μg/ml(24h)でありMBCはそれぞれ約31μg/ml,250μg/mlであった。キトサン5~60μg/mlにおいて濃度が増すほど細胞からのK⁺の漏出が多くなった。S.simulansの後期対数増殖期にキトサン10μg/mlを添加することによって膜電位は110mVから70mVに低下し,細胞膜透過性が変化した。細胞壁生合成の阻害はなかった。キトサン処理によってストレスと自己溶解調節遺伝子の発現レベルが変化した。キトサンのテイコ酸への結合による膜脂質抽出効果が抗菌活性につながると考察した。

シソーラス用語： *キトサン ,  *抗細菌作用 ,  電子顕微鏡観察 ,  膜脂質 ,  黄色ぶどう球菌 ,  最小発育阻止濃度 ,  リポテイコ酸 ,  膜電位 ,  自己分解 ,  増殖阻害 ,  転写【遺伝】 ,  膜透過 ,  細胞膜 ,  多糖類
準シソーラス用語： テイコ酸

分類 (2件)： 抗細菌薬の基礎研究  (GW17020S) ,  生物学的機能  (EB06020T)

タイトルに関連する用語 (3件)： キトサン ,  抗菌性 ,  作用機作