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J-GLOBAL ID：200902279614192158   整理番号：08A0242836

沿岸都市における海風が有する都市域の高温化現象の緩和効果に関する研究

STUDY ON THE MITIGATION EFFECT OF SEA WIND FOR HIGH TEMPERATURE PHENOMENON IN URBAN AREA AT THE COAST CITY

著者 (3件)： 谷口明 (広島工大 大学院工学研究科) ,  清田誠良 (広島工大 工) ,  清田忠志 (三機工業)
資料名： 日本建築学会環境系論文集  (Journal of Environmental Engineering (Transactions of AIJ))
号： 625  ページ： 379-384  発行年： 2008年03月30日 
JST資料番号： L4761A  ISSN： 1348-0685  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 沿岸に位置し太田川デルタ上に形成される広島市中心市街地を対象地域として夏期の海風時の風速と気温を同時測定し,街路空間の気流分布と気温分布から海風が持つ都市域の高温化現象の緩和効果と都市内に形成される風の道を検証した。その結果,州の幅が狭い場所では両側の河川上の気流の相乗効果で気流速度が上昇し,三角州の内陸部まで河川による風の道が形成され高温化現象を緩和する効果があること,東西・南北の何れの街路でも風速が増大するに連れて気温が低下する傾向が見られ,街路に進入した冷涼な海風や河口付近で流入し河川上を遡上する気流が高温化緩和効果を持つことを示した。

シソーラス用語： 都市域 ,  沿岸地区 ,  *海風 ,  *ヒートアイランド ,  *冷却効率 ,  事例研究
準シソーラス用語： 広島市 ,  太田川

分類 (2件)： 建築環境一般  (RB02010T) ,  局地循環,気流  (DC05090N)

引用文献 (10件)：

• 杉山寛克. 沿岸部における都市圏の拡大がヒートアイランドの形成に及ぼす影響に関する研究. 日本建築学会計画系論文集. 1997, 492, 83-90
• 金相〓. 数値解析モデルによる都市化がもたらす関東地区の気候変化のメカニズムの解析. 日本建築学会計画系論文集. 2000, 534, 83-88
• 清田忠志. 夏季の広島市広域圏における海陸風が気温に及ぼす影響に関する研究. 日本建築学会環境系論文集. 2005, 587, 45-51
• 小山智幸. 暑中環境における建設災害の発生傾向に関する研究. 日本建築学会構造系論文集. 2006, 600, 17-21
• 鳴海大典. 都市域における人工廃熱が都市熱環境に及ぼす影響-都市温熱環境評価モデルを用いたヒートアイランド現象の改善策に関する検討その1-. 日本建築学会計画系論文集. 2002, 562, 97-104

タイトルに関連する用語 (7件)： 沿岸 ,  都市 ,  海風 ,  高温化 ,  現象 ,  緩和効果 ,  研究