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J-GLOBAL ID：200902279910479535   整理番号：09A0246503

表皮の恒常性:皮膚における幹細胞の平衡を保つ作用

Epidermal homeostasis: a balancing act of stem cells in the skin

著者 (2件)： BLANPAIN Cedric (Univ. Libre de Bruxelles, Bruxelles, BEL) ,  FUCHS Elaine (Rockefeller Univ., New York, USA)
資料名： Nature Reviews. Molecular Cell Biology  (Nature Reviews. Molecular Cell Biology)
巻： 10  号： 3  ページ： 207-217  発行年： 2009年03月 
JST資料番号： W1327A  ISSN： 1471-0072  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 皮膚の恒常性は,表皮組織の幹細胞(SC)により保たれ,正常の分化と組織代謝回転を介して,あるいは傷害による細胞死を介して失われるケラチン生成細胞を置き換える。今回,皮膚バリアの恒常性(胚の皮膚形成,成熟期の皮膚バリアの再生,皮膚分化を調節するシグナル),皮膚における非対称性細胞分裂,表皮恒常性のモデル,皮膚恒常性の多様SCによる維持(毛包,毛包間表皮と毛隆起部の役割,表皮と隆起部外のニッチ),形成と恒常性におけるシグナル伝達(毛包根部でのWntシグナル伝達,SC静止期のBMPシグナル伝達による調節),皮膚腫瘍におけるSCなどについて概説し,表皮のSCは組織恒常性の維持に重要な役割を演じ,個々にあるSCプールは毛包間表皮,毛包と皮脂腺を含む皮膚の多様な表皮組織の維持と修復に関わり,さらに,皮膚の表皮形態形成を組織化する基本的機構とシグナル伝達系は成熟期に再使用され皮膚恒常性を調節すると結論した。

シソーラス用語： *表皮 ,  ホメオスタシス ,  皮膚 ,  *幹細胞 ,  細胞分裂 ,  毛包 ,  *細胞情報伝達 ,  タンパク質 ,  骨形成因子 ,  皮脂腺 ,  形態形成 ,  組織化 ,  再生 ,  成長段階 ,  細胞分化
準シソーラス用語： Wnt

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  外皮一般  (EJ11010C)

タイトルに関連する用語 (5件)： 表皮 ,  恒常性 ,  皮膚 ,  幹細胞 ,  平衡