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J-GLOBAL ID：200902280128714442   整理番号：09A1282728

三次元グラフィックスボードを用いた濃度関数モデリングの一手法

Generation of Density Function Model using Three-Dimensional Graphics Board

著者 (3件)： 西尾孝治 (大阪工業大学) ,  横山豊 (大阪工業大学) ,  小堀研一 (大阪工業大学)
資料名： 芸術科学会論文誌(Web)  (Journal of the Society for Art and Science (Web))
巻： 4  号： 2  ページ： 47-53 (J-STAGE)  発行年： 2005年 
JST資料番号： U0124A  ISSN： 1347-2267  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 自由曲面を表現する手法の一つに濃度関数モデルがあるが,計算コストが大きく対話性が損なわれるなど,実用に供していないという問題がある.そこで,本稿では三次元グラフィックスボードを用いてCAD・CG分野で用いられている濃度関数モデルを高速に定義する手法を提案する.これにより,ユーザの待ち時間の短縮や,高速に目的形状を生成することによる作業の効率化が期待できる.また,形状の定義に用いるプリミティブとして,球に加えて多角柱を用いることにより,柔軟なモデリングを可能とした.本手法では,濃度関数をもとにあらかじめ生成したテクスチャを保持し,グラフィックスボードのテクスチャマッピング機能とαブレンディング機能を用いて濃度分布を求める.また,実際に本手法を用いて製品形状を作成し,実験を通じて本手法の有効性について検証したのでその結果を報告する.(著者抄録)

シソーラス用語： *三次元 ,  *グラフィックディスプレイ ,  *モデリング ,  *テクスチャ処理 ,  写像 ,  *濃度分布 ,  関数 ,  球 ,  CAD【計算機】 ,  *曲面 ,  モデル ,  自由曲面 ,  形状モデル
準シソーラス用語： テクスチャマッピング ,  濃度関数

分類 (1件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (15件)：

• [1] 土橋宜典, 西本暢生, 金田和文, 山下英生: グラフィックスハードウェアの利用による光の多重散乱を考慮した雲の高速レンダリング, 画像電子学会誌,pp.362-370 (2001).
• [2] 土橋宜典, 西本暢生, 金田和文, 山下英生:グラフィクスハードウェアをもちいた水面波によるcausticsの高速表示法, 情報処理学会第64 回全国大会論文集,pp.45-46 (2002).
• [3] 中貴俊, 山田雅之, 宮崎慎也, 秦野やす世, 山本茂義:対話操作を伴う分子の電子密度雲のリアルタイム表示-テクスチャ量の増加に対するグラフィックカードの性能劣化について-, ヒューマンインタフェース学会研究報告集, Vol 4, No.3, pp.25-28 (2002).
• [4] 山崎俊太郎,加瀬究, 池内克史:PC グラフィクスハードウェアを利用した高精度・高速ボリュームレンダリング手法, 研究報告「コンピュータビジョンとイメージメディア」, CVIM-130-10, pp.71-78 (2001).
• [5] 山地秀美, 新藤義昭:Z バッファ法を利用したオブジェクトおよび衝突検出, 情報処理学会論文誌, Vol 43,No.6, pp.1899-1909, (2002).

タイトルに関連する用語 (5件)： 三次元グラフィックス ,  ボード ,  関数 ,  モデリング ,  手法