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J-GLOBAL ID：200902280260611466   整理番号：09A0461727

超臨界水を利用した食品廃棄物のガス化の基礎的検討

Fundamental Study of Gasification of Food Wastes Using Supercritical Water

著者 (7件)： 宗綱洋人 (広島県総技研 西部工技セ) ,  今村邦彦 (広島県総技研 西部工技セ) ,  玉井正弘 (広島県総技研 西部工技セ) ,  樋口浩一 (広島県総技研 西部工技セ) ,  橋本寿之 (広島県総技研 東部工技セ) ,  野口賢二郎 (東洋高圧) ,  松村幸彦 (広島大 大学院工学研究科)
資料名： Journal of the Japan Institute of Energy  (Journal of the Japan Institute of Energy)
巻： 88  号： 2  ページ： 147-154  発行年： 2009年02月20日 
JST資料番号： F0217A  ISSN： 0916-8753  CODEN： JJIECE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 食品廃棄物の発生抑制及びリサイクルが強く望まれており,流通式連続ガス化装置を作製し,触媒としてニッケルを使用した超臨界水反応において,グルコース及び模擬食品廃棄物(市販のトンカツ弁当の粉砕品)のガス化実験を行い,下記事項について報告した。1)本装置では,反応管出口温度約450°C,反応圧力25MPa,試料供給速度20mL/minで実験を行った。2)3wt%のグルコース溶液,1dry-wt%の模擬食品廃棄物溶液から,約6割の水素含有ガスが得られる可能性を確認した。3)混合物である模擬食品廃棄物のガス化は可能であるが,グルコースと比較すると,発生ガス量が頭打ちとなる濃度が低下する。これは構成成分の相互作用が原因であると考えられる。4)試料の均一に装置内に導入するための前処理として,酵素処理が有効であり,セルラーゼは有効でなく,ペクチナーゼが有効であった。

シソーラス用語： *超臨界水 ,  *産業廃棄物 ,  *ガス化 ,  流通反応器 ,  *触媒反応 ,  *ニッケル触媒 ,  条件 ,  反応生成物 ,  水素 ,  酵素利用反応 ,  セルラーゼ ,  ペクチナーゼ ,  前処理 ,  ヘキソース ,  アルドース ,  *食品廃棄物
準シソーラス用語： *接触反応 ,  反応条件 ,  模擬試験 ,  流通反応装置

分類 (2件)： 廃棄物処理  (FJ02024G) ,  反応操作(単位反応)  (XE01040I)

物質索引 (1件)： グルコース

引用文献 (15件)：

• 1)閣議決定,バイオマス・ニッポン総合戦略(2006) : Decision of the Cabinet meeting, Biomass-Nippon Total Strategy (2006)
• 2)松村幸彦,金属,72(5),419-424(2002) : Matsumura, Y., Kinzoku, 72(5), 419-424(2002)
• 3)Antal, Jr., M. J., Allen, S. G., Schulman, D., Xu, X., Ind. Eng. Chem. Res, 39, 4040-4053(2000)
• 4)Kruse, A., Meier, D., Rimbrecht, P., Schacht, M., Ind. Eng. Chem. Res., 39, 4842-4848(2000)
• 5)Minowa, T., Fang, Z., J. Chem. Eng. Jpn, 31(3), 488-491(1998)

タイトルに関連する用語 (4件)： 超臨界水 ,  食品廃棄物 ,  ガス化 ,  基礎的検討