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J-GLOBAL ID:200902280382854165   整理番号:08A1169767

間葉系幹細胞の外因性投与はラットにおける損傷組織での消炎作用を介したデキストラン硫酸ナトリウム誘導大腸炎を改善する

Exogenous administration of mesenchymal stem cells ameliorates dextran sulfate sodium-induced colitis via anti-inflammatory action in damaged tissue in rats
著者 (10件):
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巻: 83  号: 23-24  ページ: 771-779  発行年: 2008年12月05日 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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目的 : 間葉系幹細胞(MSC)は炎症性反応を調節し,細胞分化を介して組織再生と同時に炎症性疾患を改善すると考えられる。著者らはデキストラン硫酸ナトリウム誘導のラット大腸炎における外因的に投与したMSCの治療効果を調べた。主な方法 : 実験的大腸炎は近交系雄性LewisラットにDSS4%飲水を7日間投与して作出した。全骨髄細胞から単離し,MSCに最適な増殖培地で培養したMSC(5×106細胞)を処置したラットに尾静脈を介して,0,2,および4日に投与した。結腸長,組織学的変化,RT-PCRによる結腸の種々のmRNA発現を調べた。MSCの局在を緑色蛍光細胞リンカー染料を用いて評価した。MSCの消炎作用を調べるため,MSCと単球(THP-1細胞)の共生培養でのLPS誘導TNF-α分泌物をELISAにより定量した。重要な知見 : MSCは血便,体重減少,結腸短縮,および顕微鏡損傷を低減した。MSC処置ラットの直腸においてTNF-α,IL-1β,およびCOX-2のmRNA発現は各々の対照レベルに対して40,15,および15%低減した。MSCはVEGF,HGF,およびb-FGFのmRNA発現を各々の対照レベルに対して40,25,および25%有意に抑制した。緑色蛍光標識MSCは炎症部位の固有層にのみ認められた。THP-1細胞によるLPS誘導TNF-α分泌物はMSCとの共生培養により,用量依存的に有意に抑制された。意義 : 外因的MSCは炎症性組織に蓄積され,局所的消炎作用を介してDSS誘導大腸炎を改善した。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  消化器の基礎医学  ,  消化器疾患の治療一般 

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