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J-GLOBAL ID：200902280423234827   整理番号：09A0356996

ラット大脳におけるホスファチジール-D-セリンの存在

Occurrence of phosphatidyl-d-serine in the rat cerebrum

著者 (4件)： OMORI Taketo (Inst. for Chemical Res., Kyoto Univ., Gokasho, Uji, Kyoto 611-0011, JPN) ,  MIHARA Hisaaki (Inst. for Chemical Res., Kyoto Univ., Gokasho, Uji, Kyoto 611-0011, JPN) ,  KURIHARA Tatsuo (Inst. for Chemical Res., Kyoto Univ., Gokasho, Uji, Kyoto 611-0011, JPN) ,  ESAKI Nobuyoshi (Inst. for Chemical Res., Kyoto Univ., Gokasho, Uji, Kyoto 611-0011, JPN)
資料名： Biochemical and Biophysical Research Communications  (Biochemical and Biophysical Research Communications)
巻： 382  号： 2  ページ： 415-418  発行年： 2009年05月01日 
JST資料番号： B0118A  ISSN： 0006-291X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 哺乳類細胞膜で比較的多い成分,ホスファチジールセリン(PS)は,アポトーシスおよび細胞シグナリングを含む生物過程で重要な役割をする。ホスファチジール-L-セリンは,唯一の天然に存在するPSであると信じられている。ここでは,ラット大脳におけるホスファチジール-D-セリン(D-PS)の存在を初めて示した。加水分解によりPSから遊離したセリン誘導体の定量的HPLC分析は,D-PSの量が大脳では総PSの約1%であることを明らかにした。ホスホリパーゼDとホスホリパーゼCによる大脳PSの酵素的切断は,それぞれセリンとホスホセリンの両アイソマーの遊離を生じ,D-PS存在の更なる証拠を示した。遊離D-セリンは大脳抽出物を用いたin vitroの系でPSに取り込まれ,この活性はEDTAにより阻害され,塩基-交換反応によりD-PSを合成する,二価陽イオン依存酵素の存在を示した。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ホスファチジルセリン ,  *終脳 ,  ラット ,  アポトーシス ,  ホスホリパーゼD ,  ホスホリパーゼC ,  異性体 ,  リン脂質 ,  高速液体クロマトグラフィー ,  酵素的分解 ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族アルコール ,  脂肪族カルボン酸 ,  アミノアルコール ,  ヒドロキシ酸
準シソーラス用語： *大脳

分類 (2件)： 脂質一般  (EB05010B) ,  中枢神経系  (EJ12030F)

物質索引 (1件)： D-セリン

タイトルに関連する用語 (3件)： ラット ,  大脳 ,  D-セリン