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J-GLOBAL ID：200902280548348603   整理番号：09A0647005

ステンレス配管の現地電解研磨施工による微生物腐食対策

Countermeasures against Microbially Influenced Corrosion of Stainless Steel Pipings by Electropolishing in Plumbing

著者 (2件)： 西尾純一 (住友金属パイプエンジ 技術・品質本部) ,  幸英昭 (住友金属工業 総技研)
資料名： 材料と環境  (Corrosion Engineering of Japan)
巻： 58  号： 6  ページ： 224-227  発行年： 2009年06月15日 
JST資料番号： F0006A  ISSN： 0917-0480  CODEN： ZAKAEP  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 橋梁に添架,あるいは地表に露出配管される上水,工業用水,農業用水等の配管用材料として,近年メンテフリーを目的に,非常に優れた耐食性や耐久性を有するステンレス鋼管が多く使用されてきている。しかしながら現地施工したステンレス鋼配管の円周溶接部は,微生物腐食(MIC)に対して感受性が高い。そこで溶接継手材の模擬MIC試験を実施し,水質別に材質と溶接部の表面性状との組合せによる現地施工時の最適MIC対策を明らかにした。特に電解研磨を用いた溶接スケールの除去は,同時に表面の平滑化と表面酸化皮膜中のCrの濃化という効果を合わせ持つことで耐MIC性を改善することが判明した。さらに現地施工における電解研磨の実施に際して,人の入れない小口径管の円周溶接後,管内面溶接部にて実施するため,専用の管内面溶接部電解研磨装置を新たに開発した。上記装置も用いた対策の実施により,その対策が有効であることが実証された。(著者抄録)

シソーラス用語： ステンレス鋼 ,  *配管 ,  *鋼管 ,  *電解研磨 ,  *生物腐食 ,  溶接継手 ,  管継手 ,  現場溶接 ,  スケール ,  塩化ナトリウム ,  オーステナイト系ステンレス鋼 ,  オーステナイト鋼 ,  TIG溶接 ,  *溶接熱影響部 ,  *脱スケール ,  *耐食性 ,  水管 ,  腐食試験 ,  シミュレーション
準シソーラス用語： SUS316 ,  SUS304 ,  *微生物腐食

分類 (3件)： 防食  (WB03040M) ,  その他の表面処理  (WC08070F) ,  配管材料,弁  (QD05020E)

引用文献 (5件)：

• Japan Society of Corrosion Engineering Ed. Engineer-no-tameno-Biseibutu-hushoku-Nyumon. 2004
• AMAYA, H. Materia Jpn. (Bull. Jpn. Inst. Met). 1996, 35, 231
• AZUMA, S. Boshoku-Gijutsu (presently Zairyo-to-Kankyo). 1990, 39, 603
• AMAYA, H. Zairyo-to-Kankyo. 1995, 44, 94
• Japan Stainless Steel Association Ed. Stainless steel binran. 1995, 1144

タイトルに関連する用語 (7件)： ステンレス ,  配管 ,  現地 ,  電解研磨 ,  施工 ,  微生物腐食 ,  対策