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J-GLOBAL ID：200902280680168932   整理番号：09A1023896

バス車内における高速無線伝搬特性

著者 (2件)： 中畑洋一朗 (北九州市大 大学院国際環境工学研究科) ,  梶原昭博 (北九州市大 大学院国際環境工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 B  (IEICE Transactions on Communications (Japanese Edition))
巻： J92-B  号： 10  ページ： 1716-1720  発行年： 2009年10月01日 
JST資料番号： S0622C  ISSN： 1344-4697  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： バスや自動車の車内での高速インターネット接続や動画配信など乗客の快適性や利便性向上のために近距離高速大容量無線伝送が注目されている。しかしながら車内は金属板とガラス窓から構成された閉空間であり,また直接波が座席や乗客により遮断されるため100Mbit/s以上の高速広帯域伝送を実現することは難しいと考えられる。そこで本研究では長距離バス車内での超広帯域インパルス無線を想定し,遅延特性や伝搬損などについて実験を行った。その結果,遅延スプレッドは6~16nsでバスの車内後方ほど小さく,また乗客によるシャドーイングによって直接波電力は4~7dB減衰することを確認している。(著者抄録)

シソーラス用語： *無線伝送 ,  伝搬特性 ,  シャドーイング ,  長距離バス
準シソーラス用語： *UWB通信 ,  遅延スプレッド ,  *超広帯域インパルス無線

分類 (1件)： 無線通信一般  (ND08010L)

引用文献 (6件)：

• 片山祐輔, 寺阪圭司, 東桂木謙治, 松波 勲, 梶原昭博, “超広帯域無線信号の車内伝搬特性に関する実験的検討,”信学論 (B), vol. J89-B, no.9, pp. 1815-1819, Sept.2006.
• S. R. Saunders and A. Aragon-Zavala, Antennas and Propagation for Wireless Communication Systems, John Wiley & Sons, 1999.
• A. Saleh and R. Valenzuela,“A statistical model for indoor multipath propagation,” IEEE J. Sel. Areas Commun., vol.5, no.2, pp. 128-137, Feb.1987.
• 藤倉 正, 梶原昭博, “UWB信号の人体遮断特性,”信学技報, RCS2003-300, Jan, 2004.
• R. Bultitude, P. Melancon, H. Zaghloul, G. Morrison, and M. Prokki,“The dependence of indoor radio channel multipath characteristics on transmit/receive ranges,” IEEE J. Sel. Areas Commun., vol.11, no.11, pp. 979-989, Sept.1993.

タイトルに関連する用語 (4件)： バス ,  車内 ,  無線 ,  伝搬特性