抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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歴史的なデジタル地名辞典は人文科学分野で地理情報システムでの解析に不可欠のツールになってきている。デジタル地名辞書の基礎となる「大日本地名辞書」は,吉田東吾が13年間で書き上げ,1907年に完成した全国の地誌で,5,580頁以上,1,200万字の地名辞書であり,その構築とデータベース化を実現した。また,延喜式に記載された神社(式内社)2,861社と78,588の寺院のデータベース化とそれらの位置情報等との統合も実現した。さらに,日本で最初に測量された全国地図である仮製図(近畿地方)と迅速図(関東地方)をスキャンし,行政界(市町村界まで)をオーバーレイ処理し,水部(川,湖など),道路などをポリゴンデータやラインデータとして取り込んでいる。また,地形図から地名データ(郡,町,村,字,神社,寺院,川など)を読み取り(19,328件)緯度経度を付与した。地名データ(郡,町,村,神社,寺院,川など)は地名辞書に格納した。地形図データベースは,ソフトZoomifyで,大きな画像を拡大,縮小,移動等を可能にし,インターネット上のブラウザから容易に閲覧可能にした。(著者抄録)