抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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この計画で考えたのは,個別の説明可能性を超えた空間の構えである。当学園は,小・中一貫校であるが,開校当初は9学年合わせて60人前後と少人数である。まず生徒の生活の核となる校舎棟を2階建でコンパクトにつくり,視覚的・体験的には校舎内部のシークエンスと連続して繋がるように体育館とプールを配置した。また,小・中の9年間を6・3ではなく,4・3・2の前・中・後期として捉える教育プログラムから,9学年全体が緩やかな関係性を持てる様同じフロアに配置した。そのため.校舎棟の1階部分は中・後期用特別教室と管理諸室を,2階部分には1年~9年生までの全ての教室と前期用特別教室,生徒用昇降口など,生徒の主要な生活空間を配置した。また,2階の外部床をウッドデッキとし,2階にありながらも平屋的な教室回りの空間とした。平面計画は,前期4年生までをオープンプラン型,中・後期の5~9年生はガラスの間仕切りと建具を使ったセミ・クローズ型とした。