抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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肥大船の摩擦抵抗を低減することは消費燃料や排出ガスの削減に直結する。摩擦抵抗低減法として様々な方法が検討されているが,耐久性,低減効果量などの点で低減法として定着しているものはまだない。実用化への可能性が最も高い方法として,船体近傍の乱流境界層内に微小気泡を注入する方法がある。この方法を用いた実船実験では約5%の低減効果が得られた。一方,気泡がプロペラに流入したためにプロペラ効率が低下したことが報告されている。本研究では曳航水槽において,一様流中を前進しながら作動するプロペラの前方に気泡を吹き出して,均一な気泡流中で作動するプロペラに働くスラスト,トルクを計測し,プロペラ単独性能に及ぼす気泡の影響を実験的に調べた。本報では気泡吹き出し装置をプロペラ前方に配置したことの影響と,プロペラ面に流入するボイド率分布,プロペラ面での流れ場計測について報告した。