抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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携帯電話のメーカーにおいて,デザイン案を絞り込む際には,レビューや,複数の評価者においての合議がなされる場合が多い。しかしそのための前提資料がなく,合議のみで決定しようとする場合には,デザイン案を採択した基準や,デザイン案とデザインコンセプトとの適合の度合いについて明確にすることができない。このためデザイン案採択にいたる検討プロセスを残すことや,評価に参加しなかった第三者に検討結果を伝えることが困難である。本研究では,意志決定問題の手法として知られるAHP(Analytic Hierarchy Process:階層分析法)を利用し,評価語,重要度を用いて説明することで,デザインコンセプトに適合したユーザーインターフェースのデザイン案を採択するための方法を提案した。結果として,デザインコンセプトとデザイン案との適合について,AHPにおける重要度を用いて説明し,デザイン案採択のプロセスを明確にした。(著者抄録)