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J-GLOBAL ID:200902281410737753   整理番号:08A0485243

高Crフェライト系耐熱鋼溶接金属におけるクリープ特性および靭性に及ぼすV,Nb,Tiの影響

Effects of V, Nb and Ti on Creep Property and Toughness of Weld Metals for High Cr Ferritic Heat Resisting Steels
著者 (5件):
資料名:
巻: 58  号:ページ: 24-31  発行年: 2008年04月02日 
JST資料番号: F0164A  ISSN: 0373-8868  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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高Crフェライト系耐熱鋼用溶接金属のクリープ特性改善のための基礎的研究の一環としてここでは,V,Nb,Tiのクリープ特性,靭性および炭窒化物(MX型)の析出形態に及ぼす影響を調査し,また,クリープ特性,靭性の変化をMXの析出形態の変化から考察した。V,NbおよびTi量を変化させた9%Cr鋼について,被覆アーク溶接法によりにより溶接金属を,作製し,溶接後熱処理(740°C×8時間)を施した。クリープ特性は,温度650°C,応力123MPaでのクリープ破断時間で,また,靭性は0°Cにおけるシャルビ吸収エネルギーにより評価した。と溶接のままと溶接後熱処理後の析出形態をTEM観察した。V,Nb,Ti,はいずれもMXの析出形態を大きく変化させ,その結果,クリープ特性,靭性に影響を与えていることがわかった。特に,Nb,Tiは微量の添加によりMXの析出形態を劇的に変化させた。また,MXの析出形態の変化は,MXの析出の駆動力およびMXの粒成長速度の変化で説明でき,これらの制御により画期的にクリープ特性を改善できる可能性が示唆された。
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