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J-GLOBAL ID：200902281441770309   整理番号：09A0410472

クロマチン再構築はDNA二本鎖切断応答に自分の場所を見つける

Chromatin remodeling finds its place in the DNA double-strand break response

著者 (2件)： PANDITA Tej K. (Washington Univ. School of Medicine, MO) ,  RICHARDSON Christine (Univ. North Carolina at Charlotte, NC, USA)
資料名： Nucleic Acids Research  (Nucleic Acids Research)
巻： 37  号： 5  ページ： 1363-1377  発行年： 2009年 
JST資料番号： D0242C  ISSN： 0305-1048  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 真核細胞においてクロマチン再構築とヒストン特異的修飾に影響を及ぼし,DNAの二本鎖切断(DSB)を修復する最近同定された因子について概説した。先ず,DNA DSBSの初期の検出について,Mre11複合体に焦点を当てながら解説した。次に,DNA DSBに応答したクロマチンの修飾について,ATMとヒストンのリン酸化,hMOFのATMの機能に及ぼす影響,ヒストンのアセチル化とクロマチン再構築複合体を中心に解説を加えた。また,クロマチン上でのアダプタータンパク質の組み立てについて,ユビキチン化とメチル化の役割に焦点を合わせて解説した。さらに,PIKKキナーゼを介したDSBシグナル伝達について,ATM,ATR,DNA依存的プロテインキナーゼを中心に解説を加えた。また,非障害細胞におけるDSBの認識について,DSBによる減数分裂性組み換えの開始やV(D)J組み換えに焦点を当てながら解説した。さらに,ヒトのDNAのDSB障害について解説を加えた。最後に,DNAのDSB修復に関する今後の研究と方向性について考察した。

シソーラス用語： *細胞遺伝現象 ,  DNA鎖切断 ,  DNA結合タンパク質 ,  ヒストン ,  リン酸化 ,  アセチル化 ,  ユビキチン化 ,  メチル化 ,  細胞情報伝達 ,  減数分裂 ,  組換 ,  タンパク質キナーゼ ,  DNA修復
準シソーラス用語： *クロマチン再構成 ,  Mre11 ,  遺伝子組換 ,  DNA依存性蛋白質キナーゼ ,  PIKKキナーゼ ,  ATR

分類 (1件)： 細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (3件)： クロマチン再構築 ,  DNA二本鎖切断 ,  応答