ケフェウスAの6.7GHzメタノールメーザーの同期変動

SUGIYAMA Koichiro; FUJISAWA Kenta; DOI Akihiro; HONMA Mareki; HONMA Mareki; ISONO Yasuko; KOBAYASHI Hideyuki; KOBAYASHI Hideyuki; MOCHIZUKI Nanako; MURATA Yasuhiro; MURATA Yasuhiro

文献

J-GLOBAL ID：200902281601263166 整理番号：08A1081526

ケフェウスAの6.7GHzメタノールメーザーの同期変動

A Synchronized Variation of the 6.7GHz Methanol Maser in Cepheus A

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資料名：
巻： 60 号： 5 ページ： 1001-1006 発行年： 2008年10月25日
JST資料番号： G0279A ISSN： 0004-6264 CODEN： PASJA 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

山口の32m電波望遠鏡を用いたケフェウスA(Cep A)の6.7GHzメタノールメーザーのモニタリング観測とJVN(日本VLBI網)で処理された撮像観測の結果を報告した。赤方偏移群(-1.9と-2.7km/s)と青方偏移群(-3.8,-4.2,及び-4.9km/s)の2つのグループに分けられる5つのスペクトル特性を同定した。81日のモニタリング期間でメーザー特性の急激な変動を検出した。30日の間に赤方偏移特性はフラックス密度で初期値の50%に減少したが,青方偏移特性は急激に増加した。これらのメーザー特性の時間変動は赤方偏移と青方偏移の間の同期化と負の相関の2つの特徴を持つ。JVN観測に基づいて,メーザースポットはCep A HW2天体に随伴し,約1400AUの規模のアーチ型構造を持つことが分かった。また,5つのメーザー特性の間隔は100AUより更に離れていることも分かった。これらのメーザーの性質,すなわちフラックス変動の同期化と特性のスペクトル的及び空間的分離は,共通の励起された源からの衝撃波による衝突励起が起こらなかったことを示唆する。代わりに,すべてのメーザー特性が急激に変動する共通の励起源により加熱される宇宙塵からの赤外放射で励起されるならば,メーザーの同期化時間変動は説明することができる。(翻訳著者抄録)

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宇宙線起源 , 星雲

引用文献 (35件)：

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Cragg, D. M., Sobolev, A. M.,& Godfrey, P. D.2005, MNRAS, 360, 533
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