文献
J-GLOBAL ID:200902281685922526   整理番号:08A1133527

L-オルニチンは脂質とアミノ酸代謝の調節によって健康なボランティアの肉体的疲労を減らす

l-Ornithine supplementation attenuates physical fatigue in healthy volunteers by modulating lipid and amino acid metabolism
著者 (5件):
資料名:
巻: 28  号: 11  ページ: 738-743  発行年: 2008年11月 
JST資料番号: E0636B  ISSN: 0271-5317  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
肉体的疲労に対するL-オルニチン投与の影響を調べた。二重盲検,プラセボ対照,双方向クロスオーバー研究で,17人の健康なボランティアを,8日の間L-オルニチン(塩酸L-オルニチンとして7日間の2000mg/日と1日間の6000mg/日)またはプラセボに,無作為に割り当てた。疲労を誘発する肉体的な仕事は,2時間一定の運動負荷でサイクルエルゴメーター運動負荷試験2度から成る。経口L-オルニチン投与が,脂質代謝を促進し,血清トリアシルグリセロール,ケトン体,遊離脂肪酸と血中アンモニアレベルの変化から尿素サイクルを活性化させる事がわかった。L-オルニチンは,負荷後と比較して,疲労(回復後に見た目のアナログスケールで測定)の主観的な感覚を有意に減少させた(P<.01)。さらに,女性被験者において,疲労の主観的な感覚は,プラセボ群と比較して有意に低くなっていた(P<.05)。女性被験者の身体能力試験において,試験の0.5時間から3.5時間での10秒間の最大ペダリングの平均スピードの減少は,プラセボ投与群よりL-オルニチン投与群のほうが,有意に小さかった(P<.05)。これらの結果は,L-オルニチンがエネルギー消費効率を上昇させて,アンモニアの排出を促進することによって抗疲労効果を持つことを示唆する。L-オルニチンは遊離アミノ酸で,肉や魚に豊富でないので,抗疲労効果を促進するのに十分である量を普通の食事から得ることは難しい。肉体疲労の場合には,栄養剤によるL-オルニチン摂取を推薦する。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
蛋白質・ペプチド・アミノ酸の代謝と栄養  ,  脂質の代謝と栄養 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る