抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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里山保全に関する基礎的な等の知見を得るために,里山に対する人々の景観認識を調査した。滋賀県大津市守山地区を対象に人々の属性別(旧来住民,新規参入住民,非住民=学生の3者)景観認識の差異と共通点の解明を試みた。そのため,3者の被験者による写真投影法(被験者が撮影した好ましいおよび好ましくない写真像の分析)とその写真を用いた聴き取り調査を行った。結果,好ましい景観に対する認識は旧住民と新住民で大差はない,水路に対する選好は新住民に特有のものであった,学生は昆虫・小動物等ミクロな情景に魅かれる傾向が強かった,地域らしい景観の認識として,新旧住民とも集落中心の坂道の景観や集落入口の地蔵を祀った辻の景観を好ましいとした,景観保存については,新旧住民の景観に対する愛着度の差から,その動機付けに属性間でズレが生じる可能性が示唆された,等の知見を得た。