文献

J-GLOBAL ID：200902282048648360   整理番号：08A0568991

超伝導単一光子検出器を用いた40dBの伝送路損失を超える量子鍵配送

Quantum key distribution over a 40-dB channel loss using superconducting single-photon detectors

著者 (8件)： TAKESUE Hiroki (NTT Corp., Kanagawa, JPN) ,  NAM Sae Woo (National Inst. of Standards and Technol., Colorado, USA) ,  ZHANG Qiang (Stanford Univ., California, USA) ,  HADFIELD Robert H. (National Inst. of Standards and Technol., Colorado, USA) ,  HONJO Toshimori (NTT Corp., Kanagawa, JPN) ,  TAMAKI Kiyoshi (NTT Corp., Kanagawa, JPN) ,  YAMAMOTO Yoshihisa (Stanford Univ., California, USA) ,  YAMAMOTO Yoshihisa (National Inst. of Informatics, Tokyo, JPN)
資料名： Nature Photonics  (Nature Photonics)
巻： 1  号： 6  ページ： 343-348  発行年： 2007年06月 
JST資料番号： W2212A  ISSN： 1749-4885  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 200kmの光ファイバ上(伝送路損失42dB)において安全鍵の生成を可能にした初めての量子鍵配送(QKD)実験について報告する。10GHzのクロック周波数とNbNナノワイヤに基づく超伝導単一光子検出器(SSPD)用いて,差動位相シフトQKDプロトコルを実装した。SSPDにより,非常に低い暗計数率(数Hz)と小さいタイミングジッタ(60ps,半値全幅FWHM)が得られる。これらの特徴によって,200kmのファイバにわたって12.1bit s^-1の安全鍵配送速度を達成した。本結果は,これまでに報告されたファイバリンク上における最長のQKD実験である。さらに,これは安全鍵生成を可能にする初の10GHzクロックQKDシステムである。我々の実験で生成した鍵は,個々の光子に対する一般的な一括攻撃(collective attack)と,連続的な状態識別(unambiguous state discrimination;USD)攻撃として知られる多光子に対する特定の一括攻撃の両者に対して安全である。Copyright Nature Publishing Group 2008

シソーラス用語： *暗号鍵 ,  *光ファイバ ,  ニオブ化合物 ,  ナノワイヤ ,  超伝導体 ,  *鍵配送 ,  *伝送損失 ,  安全性 ,  光子 ,  光検出器
準シソーラス用語： 単一光子 ,  *窒化ニオブ ,  *量子鍵

分類 (2件)： その他の光伝送素子  (BD06040S) ,  符号理論  (ND02030R)

タイトルに関連する用語 (4件)： 超伝導単一光子検出器 ,  伝送路 ,  損失 ,  量子鍵配送